尾張津島・藤まつりスパーリング大会から一夜明け、さすがに月曜日は疲労感が残っていました。



やはりあの暑さの中、かなり消耗しました^^;



大会は本当に素晴らしい大会でした。
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その中で自分なりに反省する事がありました。



うちのKOで負けた選手の事です。



この選手、開始して1R目に良いパンチをもらいスタンディングダウンを奪われました。



そこは仕方ないんですが、レフリーが「ダウン!」を宣告した後も相手がパンチを打ってくるではありませんか!



お陰でダウン後に3~4発ほどのパンチをまともに貰ってしまいました。



レフリーに言って少し休憩をもらい、本人が「大丈夫」と言ったのでその後も続行させました。



しかし3R目にまたパンチをもらい出して、結局は3R・TKOで負けてしまいました。



結果論ですが、これならやはり1R目が終了した時点で棄権させるべきだったと思いました。



実は4月13日のJJファイトの時も同じようなシチュエーションがありました。



その時は1R目にうちの選手が揉み合う中で倒されてしまいました。なかなか派手に倒れたので、おそらくそのダメージがあったんだと思います。



その後は明らかに動きが悪くなったので、1R目が終了した時点で棄権しました。



今でもあの時に1Rで棄権したのは正解だったと思っています。



しかし今回、ダウン宣告後の加撃があったんですがその後はうちの選手のパンチも当たっていました。



それに加え相手選手がラウンド後半からやや失速気味だったので、何とか逆転を!と思い続行させてしまいました。



しかし結果は3RでTKO、余計なダメージを蓄積させてしまったのかもしれないと思うと選手に申し訳なく思います。



「大丈夫か?」と聞かれた選手は大丈夫じゃなくても「大丈夫!」と言ってしまいますしね。



幸いな事にケガはありませんでしたが…



正直、続行するのか棄権するのかこの時の判断は非常に難しかったです。



改めて選手を勝たせるのはもちろん、守るのもセコンドの仕事だと再認識しました。



そしてダウン宣告後の打撃をした相手選手。



他ジムの選手に話を聞くと、以前にも同じような事があったそうでした。




試合後に謝罪に来てくれましたが、今後は絶対に直さなければいけない事だと思います。



大きな事故に繋がっては絶対にいけませんからね。



先日のブログでも書きましたが、キューブでも反則打に対しては厳しく指導しています。



ルールを守らなければボクシングは非常に危険な競技になってしまいます。



強い選手を育成する以前に、これからもルール遵守を一番に考えてボクシングを指導していきたいです。