7人しかいない部員なのに1人が嘔吐下痢症を発症しお休み。


6人しかいないのに玄関に立ち尽くす部員1名。



「どうしたの?」と聞くと


「シューズ忘れたからママが取りに行っている」と言う。



はぁ???



シューズを忘れるなんて練習する気が無い証拠。



「もう帰れ!!」


そう言いたいのをグッとこらえそのまま玄関で待たせていた。



が…



待てど暮らせどシューズは来ない。



他の部員の練習は進んでいく。


なのに焦る風でも困った風でもない。


「やっぱり帰れ!!」


何度言いそうになったか…。





1時間後シューズは届いたが

やる気も無く反省の色も無く…。



監督がどんなに怒っても話しても

心に響いた様子無く

ここからはコーチの出番と

怒ったり言って聞かせてやらせてみて

やっとの事でみんなに追いついた。






子供だから仕方がないと

自分にかなり言い聞かせて我慢してはいるが…




シューズを忘れるなんて前代未聞。



靴紐がほどけるたびに

「ママァ~!靴紐ぉ~~!!」


「ママァ~!暑い~~!!脱がせてぇ~~!!」



言われるままに走りよるママ。



『自分のことは自分でしろ!!』


『自分のことは自分でさせて!!』



どうしてこんなことまで言わなくちゃいけないの???



『自分のことは自分で!』当たり前のことです。


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あの涙の初勝利からイマイチ集中力に欠ける子供達。


あまりにも気持ちを張り詰めて

集中して頑張り劇的な勝利だったので

子供達なりに『燃え尽き症候群』に陥ったのかな?

なんて思ったりもしていた。


でも、いつまでも『燃え尽き症候群』が続いては困るし

集中できない練習をしても仕方が無い。



その上、今日は練習試合。



『声を出そう!元気を出して思い切りやろう!!』



そう言ったところで上手くいかない。



見かねた他のチームの監督が

「この前、勝った時の元気が無いぞ!!」

と声をかけてくれた。



チャンスだ!!


「さぁ、自分たちの出来るところを見せてやろう!!

みんなで頑張ろう!!」



声が出る!


サーブが決まる!!


得点を重ねるごとにさらに声が出る!!


ボールにみんなが集中できる!!




勝った…。




これで『燃え尽き症候群』も峠を越したかもしれない。



それにしても…



怒るより褒めれば育つのかな??


この子達。



『苦しい時こそ声を!!』

練習していこう。


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偶然手に取った冊子にこんなことが書いてあった。


日本ハムのヒルマン監督は

ミスをした選手を責めるのではなく

『あの時こうしてチームを助けてくれた。

こんなことをしてくれている』

とチームにとってどれだけ大切な選手かということを説き

その選手を萎縮させることなくやる気を奮い立たせることができ

劇的な優勝を飾った。



中日の落合監督は試合後のインタビューで

『1番が出塁し、2番が送り3~5番で点を取る。

地味でつまらないかもしれないけれど

勝たなければもっとつまらない』と言った。

お客さんを喜ばせるための野球に徹し

自分が意図する野球をこうして選手に浸透させた。

『オレ流』



中でも一番印象に残ったのが

王監督が高校の後輩に向けて言った言葉。

『積極的なミスを』



なるほどなぁ…。



手も出さず、足も出さず、声も出さず…

何もしないでするミスよりも

思い切りやってそれでもミスしたら

監督もコーチも褒めることはあっても責めることはない。


そんなミスなら次が見える。




『積極的なミスを』

子供達にも早速言ってみた。

分かってくれたかな??


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子供達は日曜の初勝利の感激を覚えているだろうか…。



そんなことを思いつつ練習へ向かった。



みんなの集まる時間が早いぞ。


表情も明るくやる気満々??




監督と短く話をする。


「子供達、少し変わってきましたね!

勝てたことがいい刺激になったみたい」






やはりそうなるとこちらの指導にも熱が入る。


当然のように厳しくもなる。


大きな声で怒ることもある。




でも、子供達も一生懸命ついてくる。



子供達と一緒に頑張ろう!!






練習を見ていたお母さんが練習後


「2号、今日は意気込みが凄かったね!

どんな魔法をかけたらあんな風になるのか教えてもらいたい!!」


と私に話しかけてくる。


嬉しい言葉だが私から見ればまだまだなんだけど…。


とりあえず魔法の呪文は企業秘密と答えておいた。




家に帰ってこのことを話すと

2号は恥ずかしそうにでも嬉しそうにしていた。


確かに表情はいつも以上に明るくなっている。


「一生懸命にやっているのは誰が見ても分かるんだよ!!

そう言ってもらえて良かったね!!」


と言うと、嬉しそうに大きくうなずいた。




練習でも怒られ、家でも怒られては子供が可哀想。


せめて家では褒めて褒めて

そして1つだけアドバイスを…。


と心がけている。



怒ってばかりではダメ!!


誰かに怒られても誰かは褒めてやろうよ!!


『1人では選手は育たない!!』


みんなのサポートが必要です!!


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6チームが集まっての練習試合。



昨日の疲れもあるのか

集中力を欠いている。


しまり無くダラダラとイージーなミスを繰り返し

声も無く元気も無くやる気も無く

相手にも失礼な内容だった。




はじめは…。





久々に怒った。


本気で…。




他の保護者が聞いていようとも

目の色を変えて怒った。


(別人に見えただろうな…。

ま、いいよな。これが私の本性です…)



言いたいことは言って

子供達にこれからの試合


どうする?

何を頑張る?

1つでいいから何か精一杯頑張ることは?


と聞いてみた。



「声を出す」


「勝つ気で頑張る」


「みんなで助け合ってボールをつなぐ」


そういう中で

「アタックを打つ」と言った我が娘。

(オイオイみんなと違うことを言おうと考えたのだろうが

カットが上がらないとアタックなんて打てないよ…)




やっと次の試合、やろうとする気持ちが見えてきた。



結果は負け…。



でも子供達の目が変わってきた。




チャンスだ!次はいける!!





試合が始まる前子供達を集め


「今日は怒られてばっかりで面白くないよね。

自分達はやれば出来るっていうところを

監督にもコーチにも応援してくれている

お父さんやお母さん達に見せて!!

昨日、試合したチームだよ。

勝つ気持ちがあれば絶対勝てる!!

気持ちで負けてはダメ!!

みんなで頑張ろう!!」



「はい!!!」



大きな声が返ってきた。


(いけるかも??)


と勝利を意識した瞬間だった。




ベンチからも1球1球声をかけ

気持ちを切らさぬよう怒ったり褒めたり励ましたり…。



一進一退

応援してくれていた保護者達はどんな風に

子供達を見てくれていただろう…。



先にセットポイントを獲ったにも関わらず



20-20



ミスもあったが声も出て走れている。

雰囲気は決して悪くない。

何よりも子供達の目がいい。



結果は24-22


勝った!!


初勝利だ。




集まった子供達に


「やったら出来るね!!

よくやったよ!!」



泣き出す子供達。



正確に言えば

言葉をかけながら先に私が

涙ぐんでしまったから子供達はもらい泣き??


そんな順番はどうでもいいけど…。



印象的だったのは子供達が

それぞれお母さんに抱きついて泣いていたこと。


そしてお母さんも泣いていたこと。


2号はパパちんにすがって泣いていた。


(パパちんはどんな気持ちだったのかな?)


コートにいるときは私はコーチだから

こんなときにパパちんがいてくれて本当に良かった。



後で冷静になって考えると

練習試合でこんなに泣いて

本大会で勝ったら…


号泣するんだろうな…。






今日の気持ちを忘れるな!!


親も子も!!



勝っても負けても涙が出るくらいのゲームをしよう!!


それだけ一生懸命


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2回目の試合。


結果から言えば2連敗だが

ゆっくり一番下から1段ずつ階段を上がっているのが分かる。


悔しくて泣き出す子

怒られて泣き出す子

褒められて泣き出す子


それぞれに張り詰めた気持ちで

ゲームしていたのだと思う。



それでいい…。



感情を表に出して表現することも

時には大切なことだと思う。






19点取ったセットがあった。


『19点も取れてよかった』と思うか


『19点も取ったのにどうして勝てなかったのか』と思うかでは


次への階段が違うと思う。



もう少し欲を出して頑張ろう!!


現状に満足するな!!




技術が足りない分は

『声』と『気持ち』で補えっ!!


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練習から帰って眠るまでのわずかな時間に

パパちんに練習中にあったことや

感じたことをあれこれと話す。


パパちんは辛いことがあっても

腹が立つことがあっても

嬉しいことがあっても

どんな話をしても

一緒に喜んだり、慰めてくれたり

励ましてくれることはない。


ただただ黙って『うんうん』と話を聞いてくれる。



それだけでいい…。


私にとっては一番落ち着ける

ホッとできる時間だ。



私がいない間、1号と3号の面倒を

引き受けてくれ、おかげで私は安心して

出かけられる。



コーチとして頑張れるのも

こうしたパパちんや家族の協力と理解があってこそだと

感謝している。




同じように監督やコーチに怒られても

受け止めてやってくれる人が

子供達にもいるだろうか??


子供達がしっかり頑張れるように

きちんと真正面から親たちも

子供達をしっかりと見て受け止めてやって欲しいと思う。



コートを離れれば私も親として2号をしっかり

受け止めてやりたいと思う。


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今までは必死で覚えようと頑張っていた子供達も

少しずつ分かり始め、それと同時に少々の要領を覚え

楽をしようとしたり、それがクセになろうとしている。


監督と私の思惑は

焦らず基礎からきっちりと教えて

体に基本をしっかりと覚えこませたい!!



だから基本的な練習に時間を割く。

それも繰り返し繰り返し…。



子供達にしてみれば

地味な練習で、自分達は出来ていると思っている。


ピリッとしたところがない。




いわば『中だるみ』




少し出来はじめた、分かりかけた

この時期がとっても大事なのに…。



褒めてみたり、怒ってみたり

なだめてみたり、笑わせたり…


あの手この手で攻めてみるが…。




子供達はアタックやゲームや

派手な練習が好きなのよね…。




でも、こちらも妥協せず

きちんと基本どおりプレーできるようにしていきたい。



今が楽しければいいんじゃない。



今、苦しくても辛くてもつまらなくても

子供達が将来良かったと思えるような

指導をしていきたい。


今は分からなくても

いつか大きくなって分かってもらえたらそれでいいと思う。



そう考えると責任重大だが

こんなやりがいのあることはないと思う。



だから『頑張ろう!』



子供達も『基礎から体に叩き込め!!』


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少しずつチームの雰囲気が変わりつつある。


挨拶をきちんとしよう

大きな声で返事をしよう

みんなで声を出そう

助け合おう

思い切りやろう



そういう姿勢が見られるようになってきた。



だからプレーも変わりつつある。


練習中に笑顔も見られるようになった。


子供が変われば親も変わる。



全てのことが良い方向へ向かっている。









2号は私に似て涙もろい。


嬉しくても楽しくても辛くても悲しくても痛くても

すぐ涙が出る。


そのせいで不機嫌そうに見えることもあるが

本人はいたって普通なのだ。


それが分かっているから

あえて涙が出ても知らん顔している私。


2号も誰にも気付かれぬうちに涙が出て

すぐ引っ込んで…。


そんな感じでうまくやってきたのだが…。




練習中、私がミートしたボールが

ワンバウンドで2号の顔面を直撃!!


いつものように人知れず涙が出ていたのだが…。



気付いた仲間がそれぞれに


「いける?」


「大丈夫!大丈夫!!」


「頑張ろう!」


声をかけていた。



痛みの涙が嬉しい涙に変わって大泣きの2号。



ビックリして余計に心配する仲間達。




見ていた監督もコーチも嬉しかったよ…。


それでいい。


それでこそチームだよ!!




練習が終わって

「あのボール、本当に痛かったぁ~!!」

という2号。


でも、とっても嬉しそうだった…。




『みんなで頑張れ!』みんななら出来る!!


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何事にも基本が大事。



バレーも基本、基礎を大切に練習している。


が…。



少しずつ出来かけてきたと思えば

要領も覚える。

ヘンなクセが出てきたり

楽をしようとしてヘンな癖が付くこともある。




2号は1人レシーブをよくしているので

ボールを上に上げようと

自然と体が立って腕の位置も高くなる。



監督にみっちりレシーブを仕込まれたが

どうもクセは直りにくいようだ…。



すると監督。


「タオルを持って来い!!」と指示。



そのタオルをわきの下に挟んで


「落とすなよぉ~!!」




腕を挙げるな!!


腕を振るなっ!!



そういうよりも子供達には

分かりやすかったのかな?


みんな意識してレシーブを下に構えることが出来るようになってきた。



今度の練習ではタオル無しでも出来るかな??



『アイディア』『発想』も大事です。


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