15.見てはいけない 山口恵以子


短編集。

見てはいけない/偶然入った美術館の抽象画を見て過去の記憶が刺激される。

遠い村/疎開した先で出会った少女。

学生街の喫茶店/学生時代に聞いた「あいつには俺しかいないんだよ」同じセリフを夫からも聞いて…。

幻の蝶/パントマイマーとピンクのランドセル。

拾いもの/殺人現場近くで人とぶつかり診察券を拾う。

野菊のように/息子の10歳年上の彼女は。

アレキサンドライト/経理職員に手を出したら。

お百度参り/息子のためにお百度参りをする。

夕顔/たまに訪れる男からもらった朝顔。

腹上死/継父が腹上死した本当の理由。


どれもちょっと怖いような話だった。
裏表紙には愛と憎しみ渦巻く珠玉の十遍と書かれているがまさしくその通り。