49.幕末 司馬遼太郎
幕末の暗殺事件を描く連作短編集。
桜田門外の変/奇妙なり八郎/花屋町の襲撃/猿ケ辻の決闘/冷泉斬り/祇園囃子/土佐の夜雨/逃げの小五郎/死んでも死なぬ/彰義隊胸算用/浪華城焼打/最後の攘夷志士
私は今まで読んできた本の影響で気持ちが幕府側にいる。
この本は薩長側に立っていて斬られるのが幕府側なので、読んでいて気が滅入った。
斬ってもお咎めなし、なんなら褒められるという乱世。
斬って名を上げた人が明治で活躍し爵位を授かっていたことに違和感を抱いた。
人名が多く出てきて、その名前も時代で変わったりしたのも読みにくかった。