10.ロスねこ日記     北大路公子


飼い猫が死んで15年近く心にぽっかり空いた穴はふさがらない。
みかねた担当編集者から「何かを育ててみてはいかがでしょう」と栽培キットが送られてきた。
まずは椎茸。
けめたけと担当編集者が名前をつける。
椎茸の次は舞茸きせのさこ。
そのあとヒヤシンス、スプラウト、生姜と栽培していく。

それぞれに名前をつけ擬人化と妄想が止まらない。
ヒヤシンス(キタシンス)のユメメ、ピリリ、かーたんなどもう立派なアイドルである←妄想だけど。

こんなふうに植物と接するとまた違う楽しみがあるよね。