98.晩鐘(下)    乃南アサ


 うーん、なんとも重たい読後感。
いろいろと考えさせられる。

大輔を救う手段はなかったのか。
殺人者の子供だから自分もいつか罪を犯す、そんなことはないんだと彼に伝えてほしかった。

真裕子が心の叫びを外に出せるようになり、一人ではないと安心して生活しだしたのに、片や大輔がこんなことになるとは。
作者は殺人者の子供だからこうなったと思って書いたのか?
残された祖父母が不憫すぎる。
母親の香織は自業自得だろうけど。

これを真裕子が知ったらどうなってしまうのだろう。
7年後に俊平が事実を知ったときも気になる。
続編はないのかな。