65.風神の手    道尾秀介


 連作短編集。

心中花/遺影専門の写真館、鏡影館で母の遺影を撮りに来て、そこから始まる母の恋物語。

口笛鳥/カメラ店で繰り広げられた、まめとでっかちの父親救出劇。

無常風/消石灰流出の真相。

エピローグ待宵月。


心中花を読んだときはこんな風にすべてが繋がってくるとは予想もしなかった。
あの事がなければこうはならないという人生の無常。
それでこのタイトルなのか。
鏡影館の遺影が人々を結び合わせたともいえるし。
よく考えられた物語だった。