55.ねえ、委員長    市川拓司


 短編集。

初々しい学生時代の恋にも満たないような思いと夢を大人になって成就させる読後感のよい物語だった。
再会を果たせたことを嬉しく思えた。

Your song
彼を初めて見たのは16歳のとき。
体育館脇のホールで唄を歌ってた。
彼に依頼されてマラソン大会に入賞するために特訓をする。

泥棒の娘
転入した中学でラッパを持ち歩く少女と出会う。
彼女は絵の才能もあるのだった。

ねえ、委員長
彼と出会ったのは17歳の春。
貧血で具合の悪い私を助けてくれた。
問題児のレッテルを貼られてた彼に小説を読ませ、自分の小説を書くことを薦めた。