20.恋    小池真理子


 今まで何度か読んだことがあるがまた読んでみた。

大学生の布美子は翻訳の口述筆記というアルバイトで片瀬夫妻と知り合う。

大学助教授の信太郎、恋に奔放な雛子にどんどん惹かれ3人の不思議な絆が生まれていく。

そこへ大久保勝也という男が現れたことにより3人の関係は崩れる。

今回は布美子の親のような気持ちで読んでしまった。
片瀬夫妻に翻弄された布美子が気の毒だ。

出版されたローズサロンのあとがきに自分の名が無いことを嘆いた布美子。
本当はあとがきがあったこと、玄関先のマルメロのことを布美子が知ることができたならと思った。