71.小さいおうち71.小さいおうち 中島京子 再読。以前は単行本で読んだ。戦前に平井家で女中をしていたタキが思い出を覚え書きとして綴る。それを甥の息子の健史が盗み読みし茶々を入れる。それが最終章に一変する。タキはなぜ手紙を渡さなかったのか、それを一生悔いていたのはなぜだったのか。登場人物のほとんどが亡くなった最終章、いろいろな思いがあふれる。板倉さんの赤い三角屋根の家に対する思い、一生独身を貫いた思い。来世で3人が幸せに語り合っていてくれたらいいなと思う。