26.犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ
犯罪を描く短編集。
フェーナー氏/タナカ氏の茶椀/チェロ/ハリネズミ/幸運/サマータイム/正当防衛/緑/棘/愛情/エチオピアの男。
弁護士の著者が描く物語は特にトリックやどんでん返しがあるわけではない。
でも短い話の中で犯罪者に同情したり、本当のところはどうなのかと思ったりと内容の濃いものだった。
同情したのはフェーナー氏とエチオピアの男。
幸運も二人に幸あれと思った。
ちょっと嫌なのがタナカ氏の茶碗。
チェロは救いのない話。
緑や愛情、棘は精神疾患者なのだろう。
ハリネズミ、サマータイム、正当防衛は真実は何?と謎が残る。