こんにちは。
昨年5月に母を風呂の溺死で亡くし、
今年8月は、最愛の旦那を白血病で亡くしたアラカン没イチ妻・咲良です。


今日は、「旦那との想い出」について書きますね。

たとえば毎日着ている服など、あなたは誰に買ってもらってますか?
それとも、ご自分で購入しますか?



私の場合、8割近く旦那が買ってくれていました。。

たいてい一緒に買い物に出掛けていたので、服や下着なども旦那のを買うついでに私のも、、、
といった流れでしたね。

時には、
「お前に似合いそうだから買ってやるぞ!」

って、サイズを確認した後に、サッサとレジに並んでいたことも珍しくなかったですよ。



・・・そんな当たり前の日常は、あの人が入院してからは一度もなく、悲しいけど、今はもう遠い空の上の住人なので、共にお買い物することも叶わぬ夢となりました。。




毎日毎日、着替えをするたび、
『この服はイオンで買ってくれたものだなぁ』

『あの服は、たまたま立ち寄った店で買ってもらったんだよね』

など、買い物した時のエピソードと、優しい笑顔が思い出され、知らずのうちに涙が頬を濡らします。



『今度一緒に出掛けるとき、これ着て行くね』

いつもそう言って喜び、はしゃいでいた私。
目を細めて嬉しい顔していた旦那。
本当に夢のような幸せでした。

なので、毎朝、今日は何を着ようかなとタンスやクローゼットを見るたびに辛くなりがち、、、


服の一枚一枚に買った時のエピソードや、それを着て出掛けたエピソードが重なり、より一層淋しくなるのです。

そして新しい服やアイテムを買い足しても、二度と旦那と想い出を創ることはないんだなって思うと、息が詰まるほど切なくて、、、


服に限らず、旦那とよく行った場所や店でのやり取りがよみがえり、知らず知らずに旦那の姿を探していたり。

行ったことのないお店に入ったら入ったで、

「あの人も来たかっただろうな」

「こういう味が好きだよね」

なんて、思わず心が呟いている私が居て。。



きっと想い出は、有っても無くても寂しいんですよね。

有ったら有ったで思い出し、
無かったら無かったで後悔していたことでしょうから。


ただ、今となれば、たくさんの想い出が有って良かった!と言えるのです。

あの人とだから作れた時間、一緒に笑った空間にエピソード。

懐かしいな。。


遺影を見ながら涙が流れるけど、想い出は色褪せないよ。

これから長袖の服が増えるね。
冬の想い出の箱を胸に、一人年を重ねていくよ。