『ほかならぬ人へ』 | いつもSEDUCTIVE

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「ベストの相手が見つかったときは、


この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ。


だからさ、人間の人生は、死ぬ前最後の一日でもいいから、


そういうベストを見つけられたら成功なんだよ。


言ってみれば宝探しとおんなじなんだ」


-------------------『ほかならぬ人へ』 本文より抜粋-----




先日、朝の電車でえらい密着しているカップルに遭遇しました。


年は25前後、くらいかなあ?


女の子は抱きついているようにも見える格好で彼にもたれかかってるし、


ふたりの手もめっちゃ絡まっていて・・・


機嫌が悪い時だったら、


「朝からベタベタするな!」とキレそうな光景ですが、


いわゆるイチャイチャしているのとは違って見えて、


その日は「いいなー」って、なんかまじまじと見てしまいました。


なんだろう、


彼女の、すべてを委ねているカンジ、


彼の、本当に大切なモノを慈しんでいるカンジ・・・。


うまく言葉にはできないけれど、


ふたりの関係をものすごくうらやましいと思いました。


デートする相手がいても、恋人と呼べる存在がいても、


すべてをさらけだせる、一緒にいて心底安らげる・・・


ぜんぶを委ねられる絶対的な存在って、私にはしばらくいないなぁって。


精神的な充足感。


が、今は欲しいのかもしれません。



そこでふと、思い出しました。


『ほかならぬ人へ』。


出たときからちょっと気になっていた本です。


文芸書だから買うつもりはなかったのですが・・・


直木賞とっちゃったし、


会社から誕生日プレゼントに図書カードをいただいて、


自分的なタイミングもあり、結局購入してしまいました。


斜め読みというか拾い読みしかしていないので、


内容はざっくりとしか把握していませんが、


ポップや広告にとりあげられ、私も気になって仕方なかった一文。


冒頭にも載せたヤツです。



「ベストの相手が見つかったときは、


この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ。


だからさ、人間の人生は、死ぬ前最後の一日でもいいから、


そういうベストを見つけられたら成功なんだよ。


言ってみれば宝探しとおんなじなんだ」。



正直、この答えを探したくて、この本を買いました。


たしかな証拠。


あると言えばあるだろうし、ないと言えばない。


・・・・・・・・・・・・。



・・・最近、


私が本当に心を許せる人ってどこにいるんだろう、


私のありのままを受け入れてくれる相手ってどこにいるんだろう・・・


なんて、そんな女の子らしいことを考えたりします。


イケメンとか、背が高くてがっしりしてる人とか、お金のある人とか・・・


相手に求めることとして、


私はステータスなどの条件的なことばかり声高に口にしているし、


周りも、私はそういう人間なのだときっと思っていますが、


好きになっちゃえばそんなのどうでもよくなっちゃうのがホントのところ。


それよりも上のふたつをクリアできないコトのほうが多いです。


・・・気持ちの面で一線を越えられないんですよね。


だから、付き合えない。


だから、楽な、「都合の良い関係」を選んでしまう。



彼氏・彼女がいる人、結婚している人。


世の中にはパートナーのいる人たちがたくさんたくさんいるけれど、


「他人と一緒に生きていく、生活を共にする」っていう、


多くの人がわりとあたり前のようにできていることを私はできないので、


ホント尊敬してしまいます。


そして、本当にうらやましい。


この人なら・・・って思う人と出会えて。


そういう人を、見つけることができて。


そういう人と、ずっと一緒にいることができて。



どうしたら私もそういう人たちの仲間入りができるんだろうな?