冬の句(3)です。

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短日や名もなき家事に従ひて

柚子くれし媼の腕冬至の日

年賀状しまひの人や山眠る

数え日の媼三人旅談義

ピッとする背中の辺り筆始

書初めを終へてめでたきひと日かな

妻の名と同じ人あり初句会

控えめな菜もあればこそ七日粥

寒の雨ふれふれ歌姫の訃報 (6.1.9)

寒の梅切られて今朝の家並かな

疾く散るを見せて道端の寒の梅  (6.1.22)

寒月や任せる他はなき覚悟  (6.1.27)

寒月や藤原京に青き雲

古御堂へ向かふ土手道水仙花  (6.1.28)

雲梯の弾く光や寒椿  (6.1.31)