高市首相、オーストラリア訪問、豪首相と会談(首相官邸発表)

 

 

○1992年自筆エッセー「30才のバースディ その朝女の何かが変わる」(大和出版)

 

 

○1995年3月16日

第132回国会 衆議院外務委員会 第9号

高市早苗議員(当時・新進党)

この場で、高市氏は 栗山尚一・駐米大使 の発言(「日本国民全体の反省があるから平和憲法支持がある」)を引用し、それに反論する形で問題の発言を述べています

 

「憲法と反省のことについて言っておられることなんですが、日本国民全体の反省があるから戦後の平和憲法に対する国民の熱心な支持がある。また新憲法の下で政治的自由、民主主義体制の支持があるのも反省があるからこそ 日本国民は反省をきちんと持ち続けなければならない。

日本国民全体の反省があると決めつけておられるんですけど、少なくとも私自身は当事者と言えない世代ですから、反省なんかしておりませんし、反省を求められる謂れもないと思っております」

 

 

○衆院・憲法調査会 2000年9月

 

高市早苗議員

「憲法の前文は非常に理想的なもので、この方向で運動していけばということで高い評価をなさっていたと思います。

私自身はかなり次元が違っていて申し訳ないのですが、

【平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我々の安全と生存を保持しようと決意した。】と、

この非常におめでたい一文をもし改憲の機会があれば真っ先に変えようと思っているものでございます。」

 

 

 

 

○2012年8月18日・創生「日本」主催の研修会(自民党議員向け勉強会)他

 私たち日本人は、この美しい国に生まれ、子供も一生懸命、責任を持ってしつけ、良い教育を与えて、そして時には国を守るために命を投げ出して」 

 

自民党地方講演(2010〜2013年)での類似表現

高市氏は2010年~2013年の時期、全国の自民党支部で講演を多数行っており、 「美しい国」「子供を育てる責任」「国を守る覚悟」 といったフレーズを繰り返し使用しています。

 

 

○2012年8月18日、創生「日本」研修会での高市氏の発言

格差と貧困を問う(TBS報道特集)

高市早苗

「さもしい顔して(貰えるものを貰おうとか、弱者の振りをして少しでも得をしようとか)こんな国賊ばかりになったら日本は滅んでしまいます。」

発言の対象は 生活保護の不正受給・制度悪用についての部分。

後半は弱者支援の必要性。

 

 

 

○2022年3月フジテレビ  橋下徹氏からの質問に対し

高市早苗氏(自民党政調会長)

「私は戦闘員に対しては、これはもう国土、領土、領海、領空、そして国民を守り抜く。これは国家の主権も失われてしまうわけですから、それをしなければ。これは申し訳ないですけど最後まで戦っていただくことになると思います。」

 

この項、橋下氏の質問に答える形にしろ、高所より(自衛隊の)戦闘員への押しつけが問題となった。

 

 

 

 

○2026年3月16日、高市首相は参院予算委員会で、子供たちが自ら命を絶ってしまう社会問題について、持論を展開した。

 

高市首相は立憲民主党の小沢雅仁参院議員の質問に回答。1週間で10人の子供たちが自ら命を絶っているという現状に対し、どのように命を救っていくかなど、総理としての考えを聞かれ「多くの子供さんたちにお伝えしたいのは“あなたは1人で生まれてきたんじゃない”ということであります」と返した。

続けて「お父さんお母さんを2人と数えて、そしておじいちゃんおばあちゃん4人、そしてひいおじいちゃんひいおばあちゃん8人…と数えていきますと、7代前まで直系だけで250人を超えるご先祖様が大人になり、また子宝に恵まれ、そのすごい偶然、すごい奇跡的な幸運に恵まれて1人の命がある。それは自分の命の重さもそうだし、他人様の命もそうだということはぜひ、みんなで共有したいと思います」などと答えた。その上でこどもの自殺防止対策を「強力に進めてまいります」と語った。

この答弁の「7代前まで直系だけで250人を超えるご先祖様」という部分に、SNSで反応する声も複数上がった。弁護士の紀藤正樹氏はXで「自殺対策に『7代前』が頭に浮かぶというのは常識なんでしょうか。どなたか教えていただければ助かります。2の7乗の延べ人数が約250とすぐに言えるレベルもすごいと思います。実は高市首相、旧統一教会の『先祖解怨』の問題性につき、かなり勉強されているようにも見えます。いろいろ気になります」と指摘し、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の教義との一致点を示唆した。

旧統一教会の高額献金問題では「先祖解怨」という教えのもと、7代前までをひとくくりとして、献金を要求した事例が伝えられている。しんぶん赤旗は、問題発覚当時の2022年、教団側が「子孫に悪さをする」との理由付けをして献金を要求したと報道。「儀式のためには『解怨献金が必要である』とも。献金額は1~7代前までをひとくくりとして70万円。それ以後は、7代ごとに3万円となっています」などと、献金のシステムを伝えていた。(日刊スポーツ)

7代前の先祖?? あー高市のわけわからん答弁、これ統一教会の教義だ 「先祖解怨」とかいうアレ 先祖の魂を成仏させるためとか言って何代も何代も遡ってお布施を搾り取られ続ける終わりのないやつ。

7代250人って統一教会では真っ先に習いますもんね。だからスラスラ口から出てくる。(SNS)

 

 

最後に、ホワイトハウスでのトランプとの会談は、高市首相の媚態だけが目立ってしまったが、トランプに対して最高の賛辞を送っている。

 

○2026,3,19 ホワイトハウス

高市首相、トランプ大統領に対して

「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思う」

 

 

以上の 言行から高市早苗の平和国家の理想に反する戦争志向、人権を大事にする民主主義よりも国家権力を第一とする国権主義への傾向、弱者への冷酷さ、統一教会との緊密さがわかる。

 

典型的なマキャベリストの彼女が、政治の世界での女性の制約や男社会ボス政治の数々の不条理を学んだ結果、彼女のコンプレックスと上昇志向を満たすものとして、何を掴んだのか。過去の保守政治家が一定の制約(矜持)を課していたところを、全て取り外してトランプ(米国)に身体ごと、隷属することを表明したところに力の源泉を求めたところにあるだろう。

このことが自民党内対抗勢力も、野党も、財界も、対抗できないことにつながっている。なぜなら、そのことが米国に逆らうことになるから。

 

その後の高市の行動は全てトランプ(米国)の意に沿っているもので、そのことは日本の国益よりも米国の国益にかなうものとなっている。

トランプの対米投資要求80兆円丸飲みはもちろん、中国との間に緊張を作り出すこと。石油危機に対して、実質的に不安解消するための外交を一切行っていないこと。

米国のイラン戦争を非難しないほとんど唯一の国になっていること。なにより、軍備拡充による経済力の低下を省みないこと。インフレ歓迎の財政つまり物価上昇を止める気が一切無いこと。悪影響を受ける弱者への対策が全くみられないこと。

過去のどの指導者よりも米国に隷属することが、力の源泉となって、国益を喪失させているとすれば、国民にとってまさに悲劇です。

 

 

 

 

【統一教会の天皇、戦争に対する考え方とKCIA】

 

1)教祖文鮮明は天皇・天皇制を“神学的にも政治的にも自分の下位に置く存在”と位置づけ、内部向けには強い否定・侮蔑を語っていたことが複数の資料から確認されています。

 

天皇はサタンの血統」「私の前に天皇をひれ伏させる」実際に統一教会の儀式で行われていました。「韓国=アダム国家(上位)/日本=エバ国家(下位)」という教義構造が基にありました。

文鮮明自身、「御言選集」に若い頃、昭和天皇を暗殺する決意だったと述べている。

 

外向けには「保守」「愛国」を掲げつつ、内部では天皇制を否定する二重構造が存在していたことが指摘されています。

 

 

 

2)文鮮明は複数の説教で「第三次世界大戦」を語っており、特に日本が“戦場になる”“蕩減のために犠牲になる”という文脈で繰り返し言及していたことが、公開されている御言選集の断片から確認できます。

1976年のワシントン大会後の説教でも、 「神とサタンの最高の戦い」 という表現が使われています。

日本を 「一番の怨讐の国」 とし、この“怨讐国家”観と、 「日本は蕩減のために犠牲になるべき」 という教義が結びつきます。

そして、日本を “滅びる”“人口を減らすべき”具体的には5000万人 とする発言が出てきます。

これらは統一教会の 終末論・摂理史観 と結びつき、第三次世界大戦を宗教的に位置づける文脈で語られていました。

 

好戦的宗教観として、ユダヤ教の一部および福音派がハルマゲドンを主張し、最終戦争を望んでいることに似ているように思われます。宗教としての戦争待望論が政治を動かす場合、とても恐ろしいことになる。

 

 

3)統一教会の日本への政治工作については、信じられない数の政治家との交流が明らかになったが、核心への追求は尻つぼみ感がある。

米国に対しては1970年頃から、アメリカでの活動を強化するが、統一教会そのものが、韓国中央情報局(KCIA)により「つくられた」存在であると明らかになった。

1977年 コリアゲート(韓国人実業家による米政界への贈収賄事件)。当事件をめぐる米下院フレイザー委員会の報告書によって、統一教会そのものが、韓国中央情報局(KCIA)により「つくられた」存在であると明らかになり、KCIAと統一教会による米政界工作の一端が明らかにされる。

そもそもCIAが、第二次世界大戦後にKCIAを設立。 統一教会=KCIA=CIA。(この項、黒川あつひこ氏による)

 

 

 

春の句(3)です。コメントいただけると嬉しいです。

 

貝殻に舌先伸びる蜆汁

白銀のビル高くあり春疾風

春寒や準備忙しき投票所

パンジーやカートの園児溢れ出す


パンジーやうきうき進む鼓笛隊

 

みいちゃんも一緒に遊ぼ花菫

 

ゴム跳びに入っておいで花菫

 

ひそやかな雨こそ良けれ雛の宿
 

ひと夜なる宸殿威し雛の間

雛霰ひとつ盛りたり老い二人

 

初花や壁塗り替へし児童館
 

初花や子ら軽やかに巣立ちゆく

 

花の下駱駝模様のカーペット

初花や卒業ソングの武道館

門口のぽっと明るし初桜

知らぬ者同士くつろぐ花の下

 

夕月とともに帰りぬ花の道

 

書きたきは母といふ文字春朧

 

草餅を包み杵つき終はりけり

                  出所:アメーバブログ「退屈な日もある」

 

異色の俳人田 捨女(1633年~1698年9月13日)について、あき坊さんが作秋より60回の連載記事をUPされましたが、同時平行して多数の回文を作られました。

 

せっかくの力作ですから当ブログに転載させていただきます。

 

つつじ闌く捨女世に出ず腐たしつつ   あき坊

(つつしたくすてによよにてすくたしつつ)

「闌く」は「盛りを過ぎる」。「腐し」は「卯の花腐し」の「くたし」。また捨女は落飾しているので、「女」は呉音で「にょ」と読みました。

「ず」は連用形で、上五で切れる。

この句は俳句の構造を維持していて、内容的にも真っ当な回文俳句。

 

 

目借時モテ期過ぎても気取亀

(めかりときもてきすきてもきとりかめ)

 

 

捨てきるは桜唐草春着です  

(すてきるはさくらからくさはるきてす)

 

 

鶯やズルして記す安井宮

(うくいすやするしてしるすやすいくう)


泣かねども躑躅増しつつ元値かな 

(なかねともつつしましつつもとねかな) 

 

袈裟見なば仲良き世かな花見酒 

(けさみなはなかよきよかなはなみさけ)

 

流し目な力士の仕切り菜飯かな 

(なかしめなりきしのしきりなめしかな)

 

三日の月世過ぎの瑕よ狐の神

(みかのつきよすきのきすよきつのかみ)

 

草の名はカンナか何か花の咲く

(くさのなはかんなかなんかはなのさく)

 

傷み肴は品書悲し花見鯛

(いたみなはしなかきかなしはなみたい)

 

時差あるは眠いタイムね春浅し

(しさあるはねむいたいむねはるあさし)

 

花人医師が清々し厭ひなば 

(はなひといしかすかすかしいとひなは)

 

砂浜で白子干すらし手間話す

(すなはまてしらすほすらしてまはなす)

 

仲も名は清く離く夜着花もがな

(なかもなはきよくさくよきはなもかな)

 

長裳着つ山の端の馬屋月もがな

(なかもきつやまのはのまやつきもかな)

 

今朝どんと勝手に鉄火丼と酒

(けさとんとかつてにてつかとんとさけ)

 

鳥交る時しばし気取る飾りと

(とりさかるときしはしきとるかさりと)

 

歌の寄付は誰かの彼だわ蕗の薹  

(うたのきふはたれかのかれたはふきのたう)

 

白裏か寝たまままた寝過労らし 

(しらうらかねたまままたねからうらし)

 

 

 

 

bossをさ乗るは後朝着ぬ気春の竿

(をさのるはきぬきぬきぬきはるのさを)

 

時差あるは眠いタイムね春浅し

(しさあるはねむいたいむねはるあさし)

 

摺らざるは風俗ソープ春去らず

(すらさるはふうそくそうふはるさらす)

 

迎ふるはマジとや年増春深む

(むかふるはましとやとしまはるふかむ)

 

デイ友と福祉鮨食ふ鞆解いて

(ていともとふくしすしくふともといて)

 

捨てきるは桜唐草春着です  

(すてきるはさくらからくさはるきてす)

 

良い習い花見の「飲みな」は要らないよ   

(よいならいはなみののみなはいらないよ)

 

田島嬉々都下開花かと聞きました  

(たしまききとかかいかかとききました)

 

龍田川紅葉立ち見も墓だった

(たつたかはもみちたちみもはかたつた)

 

歌の寄付は誰かの彼だわ蕗の薹 

(うたのきふはたれかのきふたはふきのたう)

 

烏賊食いは浦和の笑う俳句会  

(いかくいはうらわのわらうはいくかい)

 

中一つ飲んで他店の集ひかな

(なかひとつのんてたてんのつとひかな)

 

自堕落さ詠み手来てみよ桜だし

(したらくさよみてきてみよさくらたし)

※句会浄土

 

聞き立ちは念仏文ねはちたゝき

(きゝたちはねんふつふんねはちたゝき)

 

神人は寝天使馴染んで涅槃西風

(しにんはねてんしなしんてねはんにし)

 

誰が居なば歌見ぬ御堂花筏 

(たかいなはうたみぬみたうはないかた)

 

木津の綱大仏葺いた夏の月

(きつのつなたいふつふいたなつのつき)

※木津は東大寺建設の資材集積地

 

楽市と楽座の桜土地いくら

(らくいちとらくさのさくらとちいくら)

 

来る秋の箱根の猫は軒歩く

(くるあきのはこねのねこはのきあるく)

 

地物咲く能登雨後の草の餅 

(ちものさくのとあめあとのくさのもち)

 

龍田川紅葉立ち見も墓だった

(たつたかはもみちたちみもはかたつた)

 

北風や豚肉煮食ぶ痩せがたき

(きたかせやふたにくにたふやせかたき)

 

福去つて飲み屋の闇のてつさ食ふ

(ふくさつてのみやのやみのてつさくふ)

 

毒解くと得々説くと独特と

(とくとくととくとくとくととくとくと)

※「金屑きんせつがん」は夏の季語(昔)

 

地物咲く能登雨後の草の餅 

(ちものさくのとあめあとのくさのもち)

 

三月や河豚刺腐って奴監査 

(さんかつやてつさくさつてやつかんさ)


砂浜で白子干すらし手間話す

(すなはまてしらすほすらしてまはなす)

 

寒鯛や荷引の忌避に焼いたんか

(かんたいやにひきのきひにやいたんか)

 

歌の寄付は誰かの彼だわ蕗の薹 

(うたのきふはたれかのかれたはふきのたう)

 

の肉煮込みて巫女に国の負く

(くまのにくにこみてみこにくにのまく)

※ゆあーんゆよーんゆやゆよん

 

摺らざるは風俗ソープ春去らず

(すらさるはふうそくそうふはるさらす)

 

枯菊や暗い快楽薬切れか

(かれきくやくらいかいらくやくきれか)  

 

ママの背で松茸立つまでそのまま

(ままのそてまつたけたつまてそのまま)

 

 

我が毛消ゆ俳句の悔いは雪解川

(わかけきゆはいくのくいはゆきけかわ)

 

また揚羽野に追う鬼の禿げ頭

(またあけはのにおうおにのはけあたま9

 

悔いたるは回文フイか春田行く

(くいたるはかいふんふいかはるたいく)

 

身すがら薄氷舞ひらす浦霞

(みすからうすらひまひらすうらかすみ)

※「身すがら」は係累の無い様。「浦霞」は日本酒

 

 

あき坊さんのブログ

 

 

 

 

ネットで、戦争に負け続ける米軍の記事がでるが、基本大手オールドメディアの情報しか目にしていないので、バーレーンからの米軍敗走の記事には驚きました。

あんまり驚いたので読んですぐ転載します。

帰還兵に対する米軍の冷たい対応も報道されています。

 

「長周新聞」2026年4月8日付掲載

(無断転載につき、全文消去することがあります。)

 

 

 米国の公共放送『NPR』は3日、ホルムズ海峡に接するバーレーンの米海軍第5艦隊司令部から将兵や家族らが米国へ撤退したと報じた。バーレーンの米軍基地は、ペルシャ湾、アラビア海、インド洋西部の海上活動を統括する米海軍の司令中枢であると同時に米中央軍司令部(海軍司令部)を兼務するホルムズ海峡の軍事的要衝だが、米国とイスラエルによるイラン攻撃を機に、イラン側の報復攻撃によって壊滅的打撃を被り、撤退を余儀なくされている。トランプの大言壮語とは裏腹に中東全域の米軍基地や米国の施設が予想以上の被害を受け、撤退に追い込まれていることが明らかになりつつある。

 

 バーレーンの米海軍第5艦隊本部にはかつて約8000人が駐留していたが、2月28日のイラン攻撃開始の直前にイラン側の報復攻撃に備えて「任務遂行に不可欠な」人員のみに削減され、すべての艦船は公海上に退避し、基地内に残っていたのは100人未満だったとされる(米『FOXニュース』)。かなり早い段階で予告なしの撤退が始まっていたことを示している。

 

 『NPR』の報道によると、イラン攻撃開始から数日間で同基地はイランのミサイルやドローンによる報復を受けて7棟の建物が損壊し、海軍報道官は1500人の将兵と家族、数百匹のペットが米国に帰還したことを認めた。

 

 米バージニア州ノーフォーク基地(世界最大の米海軍基地)には、3月中旬から順次、中東地域の米兵らが帰還しており、米軍当局は地域住民団体に帰還兵たちへの生活必需品の支援を要請した。複数の支援団体は、突然の撤退であったため将兵らはほとんどなにも持たず帰還したと証言している。米在郷軍人会の男性は「軍は帰還兵のために洗面用具やその他の物資を買うための寄付を募った。彼らがなにも持たずに帰還してきたからだ」「彼らは文字通り、『リュックに詰めるものだけ持ってすぐに出発しろ!』といわれていた」「到着した彼らは軍服もなにも持っておらず、最初に会った3人の持ち物はリュックサックと着ている服だけだった」とのべている。

 

 中東に赴任する将兵は赴任地には家や車があるが、米本土で家を持っていないケースが多いため、基地内施設は帰還兵で溢れ、軍がホテル滞在費などの生活費を工面するための融資をおこなったほか、軍の支援団体が約2000人の海軍帰還兵とその家族向けに100万㌦(約1億5000万円)を支給したという。

 

 バーレーンだけでなく、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、シリア、ヨルダンなどで米軍の撤退が始まったとする報道もある。

 

 『ニューヨーク・タイムズ』は1日、中東地域の米軍将兵はイランの報復攻撃を恐れ、基地を離れて都心のホテルやオフィスビルへ移って勤務していると報じた。米軍人らが民間地域で軍事作戦に従事することは、市民を人間の盾にする行為であり、国際法で定められた「軍民分離の原則」に反しているとイラン側は抗議している。

 

 また同紙は、中東一帯で少なくとも17カ所の米軍基地などの施設が攻撃を受け、早期警戒レーダーが破壊されるなどの壊滅的打撃を被っており、2月末時点でカタールのアル・ウデイド空軍基地(中東最大)から数百人の米兵らが本国に撤退したとも報じている。

 

米陸軍幹部が相次ぎ辞任

 

 中東地域における米国の最大の外交拠点であるサウジアラビアの首都リヤドに駐在する米国大使館もイランのドローン攻撃を受けた。米当局は「軽微な被害」と発表していたが、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(4日付)は、同大使館は米中央情報局(CIA)の支部を含む最重要エリアが破壊される甚大な被害を受け、12時間の火災によって復旧不能と判断されたと報じている。

 

 サウジ国内には、米軍の中東航空作戦の前方拠点であるプリンス・スルタン米空軍基地があるが、同基地もイランのミサイルとドローンで基地内施設、空中給油機や早期警戒機などが破壊され、米兵12人が負傷し、機能の一部が停止したと複数メディアが報じた。

 

 トランプ政府がイラン攻撃を継続し、地上軍派遣をほのめかすなかで、2日には米陸軍トップのランディ・ジョージ陸軍参謀総長をはじめ陸軍幹部3人が事実上辞任するなど軍内部の矛盾も露呈している。トランプの「いつでもカーグ島を占領できる」などの強弁とは裏腹に、米軍は湾岸地域におけるみずからの軍事的足場を失いつつある。

 

沖縄の米軍基地と日本の対応について示唆するものがある