画像出所 ブログ「公園昆虫記」

 

凍蝶の煌めきみせて落ちにけり

 

冬の日射しの心地よい暖かい日、歩いている私の前に羽ばたいて散るかのように、また落ちるかの如く、白く乾いた街路に舞い降りて来た小さな蝶がいました。

手を差し出して、表翅の紫色が煌めくその蝶ームラサキシジミを手乗りさせました。

 

ムラサキシジミは集団で越冬することも多いです。近くの家の庭木で越冬していたに違いありません。暖かさに誘われて飛び立ったものの十分に温まってなくて、地面に舞い降りて来たものでしょう。

 

集団越冬の状況は上の画像でわかります。

サンゴジュにひっかかった枯葉に3匹。翅裏は枯葉様であり、見事な擬態です。

そして、微動だにせず、まさに凍蝶の状態となります。

 

日射しが強く陽だまりになると、開翅する個体もあり、なかに私が目撃したように飛翔を試みる個体もいるわけです。

 

開翅すると次の画像のように、美しいです。

本画像は、2月9日に撮影されています。

 

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