冬の句(2)です。

コメントいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

 

短日の立食ひ蕎麦に並びけり

バス停の点字標識日短

門口の整ふほどに冬構

上天に薄き夕月冬木立

冬空を裂きてあけぼの杉高し

星出でて吸い込まるるや冬茜

帰り花確かなるもの秘めしごと

さはさはと雨呼んでいる帰り花

うかうかと更けゆく夜の青女かな

天も地も硬き朝なり霜を踏む ※

左手で知足てふ文字筆始

叔父の撃つ獲物待ちわぶ薬喰

日向ぼこコロリとボール転がり来

 

※ 365俳句 並選