春の句(2)です。

ひと言いただければ、うれしいです。

 

梅一輪蕊十方のひかりかな

歩をとめて知る橋の名や水温む ※

もにょもにょと園児整列花の下

大根子は空喰むごとく花の道

春陽や涅槃におはす阿蘇五岳

春爛漫骸骨立ちてゐる窓辺

オルガンの女せんせいチューリップ

庭づくりまず球根をチューリップ

チューリップすらりカフェオレをホットで

チューリップずらり滑り込むポルシェ

鳳仙花稚なるタブーにたじろぎぬ

春の雷去りてエイトの漕ぎ出でぬ

春光の川面とび跳ね来るエール

閑雲は悲し春日のなかにゐて

斃れゆく人々悲し春嵐

 

※ネット句会 14名42句中 高得点2位句でした。