軍拡の波ひたひたと 走り梅雨
六つ八つミサイルの報 走り梅雨
列島が入梅した6月中旬。その前に寒い雨の時期がありました。これを走り梅雨という。
このころ、にわかに世界的に軍備増強のムードが高まりました。日本でも、いつのまにか世論の大勢を占めた感があります。
GDP2%など確たる根拠もなく、何となくムード的に浸透してきました。
軍備増強とは、つまり軍備拡張=軍拡。
世界を主導すべきG7が、本来軍縮を志向べきところを、軍拡に方向づけるとは愚かな行為です。
軍拡とブロック化が世界的な衰退と悲劇をもたらすことは間違いありません。
第2次大戦も軍縮交渉の決裂つまりは軍拡競争から、悲劇の結末に至りました。軍拡とは安全を担保するものと思っていると、実は戦争への道へ進むことになる。
2番目の句は、6月6日北朝鮮のミサイル実験のこと。韓国は8発を確認し、日本は6発と報じました。それにしても大げさに騒ぎますね。