春の句の続きです。
ひと言いただければ嬉しいです。
春めくや蓑虫二つ動かざる
春めくや鶯谷の鳴き初め
春一番三重殺の土けむり
たんぽぽやルーズソックス飛び跳ねる
プレイボール待ちし白球初桜
何という事なきところ桜かな
老桜や重機入りし屋敷跡
時を知る桜定めの雨に散る
花散らす雨となるべし三日かな
一斉に「ハイ「ハイ「ハイ」と土筆かな
春風に押されて青い靴を買う
春草に眠るや馬頭観音碑
アパートの隅チューリップ肩寄せて
一閃の光持したり花ミモザ
牡丹咲く寺晴れ晴れと登廊
観音の豊満にして紅牡丹
天平の乙女のモダン桃の花
花冷えや遠き砲音(つつおと)こだまして*
踏青やがれきの街にためらはず
*ネット句会(15人45句)にて1席となりました。