永き世の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな  (古歌)

(なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな)

 

回文に触れる上では、神様みたいな歌です。

「初夢」に「宝船」は、室町時代の頃から、日本で行われた風習に用いられ、江戸時代には大いに盛んになり、初夢のために、この歌が書かれた宝船の絵を枕の下に置いて寝るなどが行われたという。、

 

中国明代万暦二十年(1592)に刊行された『日本風土記 巻五』に「琴譜廻文詞」としてこの歌が載っています。秀吉(文禄の役)の時代です。