第1回目は顔合わせもあって
緊張した面持ちだった受講生も
2回目からはあっという間に和気藹々なムードに
ここから思うように撮れなくて凹んだり←当たり前
励ましあって、弱音を吐きあったり、やる気になったりしていくようです←卒業後のぶっちゃけトークより
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フォト講座も第2回目を迎え、今日はカメラが上手くなるために押さえておきたいことや、ロケーション撮影実践・次回の課題「作品づくり」のロケーション・ハンティングまで盛り沢山!早速レポートしていきま~すっ!
自分の写真のテーマを決めよう
講座スタートは座学で覚える事もいっぱい!「カメラの機能」「設定」等、数字も多く、聞いているだけでパニック寸前!(笑) そこで、武井るみのさんから「目の前の課題」ばかり見るのではなく「長期的に何をクリアにしていったらいいか?」のアドバイスがありました。
題して【カメラが上手くなる10のこと】。10個全て思わず「納得!」の内容だったのですが、その中で一番印象的だった1つをご紹介します。それが【自分の好きな被写体やテーマをみつける】という内容です。
「カメラで人を撮る」と言っても、それは赤ちゃんなのか?子供なのか?女性なのか?男性なのか?。はたまた、お祭り?イベント行事?日常?…そこにあるストーリーも本当に様々です。「最初のうちは自分の好きなテーマとかジャンルとかって分からないと思うけど、いつか、自分自身で一つもっておくといいよ」と武井るみのさんは受講生へ投げかけます。
この時ちょうど、七五三シーズンだったので、その話を例に出しながら解説をしてくれました。
実は、武井るみのさん。カメラを始めた初期のころ
「七五三はこう撮るべき!」とか「こう撮るのが喜ばれるんだ」と一般的に良しとされるものに、こだわっていた時期があったのだとか。
でも、ふと
(本当にこれでいいのかな…)
(私、七五三写真でお客様へ何を届けたいんだろう?)
と考え、
「…あ!わたし、こういう写真にこだわりたいんじゃなくて、七五三の日に起こった家族の、ありのままの日常を残してあげたいんだ!!」という自分の想いにきづいたのだそう。その日を境に武井るみのさんは「その人の家族らしさ」「ありのまま」にフォーカスして七五三写真をお届けしていった、と話していました。
例えば
◆着物を着たくなくて、おパンツ姿で神社内を逃げる男の子だったり、
◆初めてお化粧して、ママみたいなオトナ気分を味わった時のお姉ちゃんの表情。
◆大きくなった娘さんを感慨深く見つめるパパ、などなど。
思わずクスっと笑ってしまう写真、ウルっとしてしまう写真。
全部かけがえのない思い出。そして、その家族にしかない大切な宝物です。
(写真提供:武井るみの)
もちろんカチっとした記念写真も撮りますが、家族の会話を優先して自由に演出するようになってから、お客様の喜びの声もどんどんと増えていったそうです。中には写真館嫌いなお子様のママから「初めてこの子が楽しそうに写真撮らせてくれました…」とお礼を頂くこともあるんだとか。
この話を聞いて受講生のみなさんは写真を記念や、仕事で撮るというだけでなく、【どんなドラマを届けたいか?】という目線で捉えられるようになったのではないでしょうか。数いるカメラマンの中から選ばれるために【自分という人間性が出る部分】でもあると思うので、これからじっくり方向性を決めていってくださいね☆
写真に近道はない
この日ロしきりに武井るみのさんが言っていたのは「光を読む」という言葉でした。部屋に居ても「自然光+蛍光灯」が混ざっていますし、外に出れば場所によって光の入り方・量も様々です。これに関しては365日、24時間いつでも、すぐに読み取れるように自分自身を訓練しておかなければなりません。
この日は暑いくらいの晴天!中京テレビの広場で撮影レッスンを行いますが、撮る場所、撮る場所でその読み取り方を問われます。
◆日陰に入って撮ってみたり、
◆距離を確認してみたり、
◆構図を囲んでみたり、前ボケに挑戦して工夫してみたり
改めて実践して撮ってみるけれど難しい~~~!!
「う~~ん、なんか違う~~!」
「これを引き立てるにはどうやって撮ればいいのかな」
「わ!全然変わった!」
知識が深まったからこそ、迷いが出たり、自分の思った通りに撮れない苛立ちが受講生を襲います。そんな時でも武井るみのさんは受講生へのフォローを忘れません。
「私はね、写真には近道はないって思ってるの。撮ったら撮っただけ学びがあるから!今、こうやって沢山撮れるのはチャンスだよ?!どんどんやっていこう!」その言葉に受講生のみなさんも「え~い!」と奮闘しながら食らいついていきます。
時間とお金をかけて学ぶと決めた大切な時間。悩んだままにするのか?どんどん失敗して気づきを得ていくのか?は自分次第!カメラを握りしめて頑張る皆さんを見て私も(頑張れ~~!)とエールを心の中で送りました。
初めてのロケーション・ハンティング♡
午後は武井るみのさんフォト講座の目玉!「作品作り」のロケーション・ハンティングでした。
◆撮りたいイメージをチームごとに決め
◆服装
◆小物
はもちろん、
◆構図
から全て受講生が考えて作品を作るのです。
中京テレビの館内は撮れるポイントがたくさん!
初めてのロケーションハンティングにドキドキわくわくの受講生。
武井るみのさんに
「こういう時はどうしたらいいですか?」
「こんな構図にするときは?」
「こういうイメージにしたいんですけど」など質問が殺到!
まるで文化祭前夜のような気分になりながら、楽しむ受講生の皆さん。フォトグラファー養成講座10期の皆さんはどんな面白い作品を作り出すのでしょうか?!次回をお楽しみに!
写真:フォトグラファー近藤衣里子
記事:DEAR DEA事務局えっちゃん(ねぎしえつこ)