この子、2・3カ月?位の雄の子犬です。
同僚がそう言うものですからそんなもんなんだと思っています。
歯もやっと生えそろってきたかな?という感じ。
体はきたなくはないけど、そんなに綺麗でもないです。
何とこの子は職場の正面玄関前の芝生にちょこんと座っていました。
いつの間に?
外猫のとらお君にごはんをあげた午前7時10分頃にはいませんでした。
一体どこからやってきたのでしょう?
首輪はしていて、首輪の迷子札に付箋が貼ってありました。
今にも取れそうなその付箋には、「もどってきます。とらないでね。」と
ひらかなで書いてありました。
人懐っこいその子は、誰にでも寄っていきます。
誰でもいいから助けて?と言わんばかりです。
職場での迷い犬は、これで3頭目。
1頭目の雑種は飼い主がいないので、半年かけて飼い主を捜しました。
2頭目のシーズーは保護して数日後に飼い主が見つかりました。
3頭目のこの子は一体全体どうしたのでしょう。
迷ってきたのか、捨てられたのか・・・・・・。
職場は比較的交通量の多い道路に囲まれているため、
この子をほっておくわけにもいきません。
上司の許可を得て、事務所内に入れました。
玄関の一角をダンボールで囲って、一時非難所を作りました。
大人しい子です。
クゥクゥと寂しがって鳴きますが、決して吠えません。
静かにしてくれています。
それだけにかわいそうでした。
これからどうするべきか・・・・。
明日まで待っても飼い主があらわれなかったら警察に届け、
しばらく職場で世話をしようということになりました。
食べるもの、シート、リードなどなど、必要そうなものをリストアップしたりして・・・・。
心は重いのですが、子犬のかわいさに癒され、結構楽しんでいました。
午後4時ごろ、受付から私に連絡が入りました。
子犬の飼い主が引き取りにあらわれ、すでにお帰りになったとのこと。
えっーーーーーーーーーー!
よかったねぇーーーーーーー!
ところがです。
子犬の将来が不安になりました。
飼い主は、日本語がたどたどしい、東南アジア系の女性だったそうです。
住んでいるアパートは犬を飼ってはいけないので、
外国語学校に通っている間、部屋に残して出かけるわけにもいかず、
だからと言って学校に連れて行くわけにもいかなくて、
広場になっているこの付近に置いていけば、
誰かが世話をしてくれるので大丈夫と思ったらしいです。
どうして大丈夫に思ったのか本当に不思議です。
リードにつなぎもせず、好きなところへ行き放題の状態なのに、
何が大丈夫だと思ったのでしょうか。
話を聞いていて、ふつふつと怒りがわいてきました。
対応した職員は、いい加減なその女性に説教をしたみたいですが、
何せ、日本語があまり理解できないようなので、お手上げ状態だったようです。
縁あって出合った子犬。
幸せになってねと祈らずにはいられない複雑な思いです。

