龍が如くSS・真島吾朗SS
「そんなもん売ってなかったで。
丸くて醬油味の揚げ煎餅なんやろ？
なら歌舞伎揚でいいやないか。おんなじや」
「俺はぼんち揚が食いたいんや！
この前もカールのチーズ味買うてきよるし
どないなってんねん」
「そんなこと言ったってカールのうすあじ？
なんて売ってなかったんや……
大体、ぼんち揚ってのも見たことないしな」
「お前ぼんち揚知らんの？ホンマに？
今まで何食って生きてきたんや……
確かに見た目はこれと似てるけどな、
絶対売っとるやろそこらへんに」
「これと似た揚げ煎なんて他にあるか？」
「ぼんち揚や言うてるやろ」
「知らねぇよ…… もう自分で買いに行けよ」
「あ、お前 関西弁忘れてんで」
「あ…… そうやったな。
それより俺はいつまでパシリさせられんねん
変な注文ばっかりしやがって
もうそろそろ勘弁しろや兄弟！」
「ほなまたドンケツゲームやろか。
お前が勝ったらやめたるわ」
「嫌や！今度は野球盤で勝負せえ！
負けた方は一週間なんでも命令きくんやで」
「フッ、自信満々やないか。ええで！
その前におやつ食うてからな」
「チッ…… 早く食えや！」
「おおっ！？これめっちゃ美味いやんけ！」
「そうやろ！？俺 歌舞伎揚好きやねん！
お前の言うぼんち揚もこんなんちゃうか？」
「ああ、ぼんち揚とほとんど同じ味やな。
こっちでは歌舞伎揚言うんか……
悪かったな、知らんで。お前も食えや」
「おう。これ止まらんよな？でも喉渇くで」
「せやな。なんか甘いもん飲もか。
ちょっとひやしあめでも買うてきてくれや」
「またパシリかい！食わせろや！」
「言うこと聞けや、まだ罰ゲーム中やで？
あと靖子の分も買うてきてな」
「クソッ…… しかも何だひやしあめって？
喉渇くっつってんだから飲み物にしろよ」
「ひやしあめは飲みもんやろ！
それにまた関西弁忘れてんで、兄弟。
ええ加減慣れろや」
「そんなあめ知らん言うてるやろ！！
お前こそいい加減、東京に慣れろや！！」
今回は若かりし真島の兄さんと冴島の
カルチャーショックトークでした（笑）
兄さんのぎこちない関西弁と
わりと厳しい冴島に萌える〜ww
冴島が東京に来たのは結構前な気もするけど
おやつ買ってる余裕などなかったので
違いに気付かなかったということで
冷やし飴＝水飴溶かして生姜入れたやつ
って聞いて悩んだ末に
ジンジャーエールを買って冴島に怒られる
そんな兄さんが愛おしいです
まあ冷やし飴を知ってたところで
神室町では手に入りませんけどね(^▽^;)
ごちゃごちゃ言いながらも
仲良くジンジャーエールと歌舞伎揚を
飲み食いしながら野球盤やって、
負けて向こう一週間冴島の奴隷にされる
兄さんの未来が見える
やっぱ兄さんが冴島に言うこと聞かせるより
冴島の言うことを聞く方が萌えますね
あとやってることが妙に子供っぽいですが
多分二人はまだ未成年だからです。
未成年ていうか小学生レベルだけど