「ドーン」
僕の頭の中で今まで聞いたことのない
衝撃音がした
僕は思わずその場にしゃがみ込んでしまった
「キミ・・・大丈夫?ですか?」
「ああ・・・はい、大丈夫です
翔さん!!・・・(о^∇^о)」
「潤様٠٠٠٠私のことが解るのですね」
「うん、嬉しいんだか?悲しいんだか?
僕が吸血鬼なことも覚えてるよ٠٠٠٠フフ
でもね、門を出た途端凄い音がしたの」
「音?٠٠٠٠ですか?
何も聞こえませんでしたが?」
「じゃあ、あの音は僕だけに聞こえたんだ」
「その様ですね・・・他に具合の悪い所は
無いですか?」
「うん、大丈夫・・・
早く館に入って皆に教えないと・・・」
「そうですね・・・」
僕は、駆け込むように館に入った
「ギャー」
「潤ちゃん٠٠٠٠大丈夫?・・・・」
「大丈夫だ、大丈夫だ潤・・・」
「もう~~いい加減慣れなさいよう・・・」
「ニノ!!ヒドイ!!ねぇ~~潤ちゃん」
「毎朝、毎朝、
この叫び声で起こされるんですよ」
「目覚まし時計必要無いもんな٠٠٠٠フフ」
「ごめんなさい٠٠٠٠
だってびっくりするんだもん・・・」
「って・・・
いつまでその人にくっついてるの?」
「大丈夫ですか?潤様・・・・
気持ちを落ち着けて
人間の姿を思い浮かべて下さい
そうすれば戻りますからね・・・」
「うん、ありがとう翔さん・・・」
「・・・・・・((( ̄へ ̄井)フン」
「毎朝、ニノちゃんヤキモチ妬いてる」
「うるさいですねあなたは・・・・」
「でも、吸血鬼になった潤ちゃんも
素敵だよねぇ~~(^∇^)」
「うんうん、毎朝目の保養になる(。-∀-)」
「もう~~二人ともやめてよ
僕は嫌なんだからぁ~~
翔さん、なんとかならないの?」
「申し訳ございません
こればかりは私も何故だか?
解らないもので・・・・
多分、門を出られた時の衝撃が関係有るとは
思うのですが・・・
本来は、二十歳に成られたら本当の事を
知るはずだったのが
早まってしまったので何らかの歪みが出て
いるのかもしれません・・・・」
僕は、あれから
館を出ても記憶を失うことが無い
というのが解ったので
日中は、今まで通り学校にも行けている
学校のてまえ、アパートはそのままだが
ほとんどこの館で暮らしている
1つ変わったのが、ニノがうちの学校に
僕と一緒に通うことになった
それは、
僕が不意に吸血鬼になったりしない様に
見張るために常に誰かが着いていた方が良い
と、話し合って決まった
❨この時は、妖怪の能力と吸血鬼の力で
ニノを前から僕のクラスメートだった事にした
( *´艸`)フフ❩
ただ、朝になるとなぜか僕は吸血鬼の姿に
なっていて、その姿に僕はびっくりしてしまう
だから、毎朝僕の叫び声から一日が始まる
「ねぇ~~ニノちゃん
これで良かったの?」
「何がですか?」
「だってもともとは
ニノちゃんの誕生日プレゼントに
ニノちゃんが前から気になっていた潤ちゃんを
仲間にしよう٠٠٠٠と計画したんだよ」
「おお~~そうだった、そうだった
その為に潤のことも調べて
仲間にしても問題無いって解ったんだもんな
でも、まさか吸血鬼だったなんて・・・」
「フフ٠٠٠٠そうですね
でも、私は満足してますよ
何はともあれ
潤くんと一緒に暮らせているのですから
ただ、余計な者が着いてきたのは
気に入りませんが・・・・・」
「翔さん、学校くらい1人で行けるから」
「ダメです٠٠٠٠何かあったら私が怒られます」
「私が一緒に行くんだから
何かあったら私が守ります・・・」
「潤様を守るのは私の役目です・・・」
「あなたが
突然姿を現したらおかしいでしょう?」
「大丈夫です
今までだって姿を隠していてもちゃんと
潤様をお守りしていましたから」
「フン・・・・・・(`ヘ´)」
「おやおや┐(´∀`)┌
これもまた、毎朝の日課だね・・・」
「やれやれ┐(´~`;)┌
二人とも潤のことだけは
譲らないからなぁ」
「もう~~二人とも仲良くして!!
((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」
「潤!!怒るとまた吸血鬼になるぞ」
end
このお話はこれで終わりです
お読み頂いた皆さん、
コメント、メッセージを下さった皆さん
ありがとうございました(^o^ゞ
では、失礼致します。
(*^-゜)vThanks!