潤に告白すると
その経緯を説明していた雅紀の言葉に
潤とニノが反応した
「あなた
どこからプラネタリウムが出たんですか?」
「え?…だってニノが星を見に行くって・・」
「あなたねぇ・・・」
と、ニノが雅紀に何かを言いかけたのを遮って
「翔くん違うよ・・・
まぁ~の勘違いだよ・・・」
「勘違い・・・?」
「うん、科学センターでの
イベントに行っていたんだよ・・・」
「科学センター?・・・」
「うん、プラネタリウムには行ってないよ」
「そうですよ……雅紀の勘違いです」
「だって、ニノが星を見に行く……って
言ったじゃん・・・」
「じゃあ……本当に科学センターなんだな」
「うん・・・・」
「そうかぁ・・・・」
と、声をあげるとヘタヘタと座り込んで
しまった。
「翔くん大丈夫?」
「え……ああ・・・・」
「翔君は、潤がプラネタリウムに行った
と、思ったからここに来たの?」
「え……ああ・・・・・」
「潤君とあなたの思い出が壊されると思って
あんな横暴な告白をしたんですか?」
「え……ああ・・・・・
いや、あれは本気で・・・俺は潤を・・」
と、俺が自分の気持ちを言いかけると
「翔くんも勘違い・・・まぁ~と同じだよ」
それは、潤が優しく笑う様に
俺も含めて皆に言った言葉だった。
つづく