「野球バカは死なず」(江本孟紀 著)を拝読。
御存知、エモやんの自叙伝的な書。
2017年のスキルス性の胃がん宣告を含め、70年の波乱万丈な生活、人生を記した書。
そういった意味では、いつもの著者の著書とはちょっと違うかも。

著者の人生を追いながら、その時々に出会った人との縁、影響、刺激、教育、指導、憧れ等が、もちろん野球を中心に、いつものように軽快で読みやすく綴られている。
いつもの辛口は控えめで、野村克也氏、張本勲氏等の偉大さを丁寧に書かれているのが興味深い。
ワタシはプロ野球を知った時から阪神タイガースファンで、ファンになったときには著者がタイガースに在籍していたわけですが、正直なところあまり好きではなかったんですよねぇ。
TVで見るたびに打たれて負けるような印象があり、そしてヒゲ。(苦笑)
ヒゲの選手、嫌いだったなぁ。
・・・というか、今思えば、タイガースのピッチャーで好きだったのは、小林繁、池田親興ぐらいかなぁ。
それはともかく、著者の著書らしく、裏話や、今だから語れるエピソード等が面白い。
繰り返しになりますが、辛口な記述は控えめ。
著者も歳を重ねて、丸くなられたんですかねぇ。(笑)
ホント。
M.J.KOZOU