アルコール依存症回復日記 〜 飲まないで 生きる 〜




過去の振り返りの意味で


2022年12月28日

のブログを

再録いたしました。



お読みいただいた あなたに

幸せのシャワーが

降り注ぎますように!

 







ある日突然 大量に血を吐き、食道静脈瘤が破裂したとの診断を受けた。

食道静脈瘤ができるのは肝硬変。
この段階ですでに肝硬変。

普通に生活できるまで回復して退院させてもらったが、我慢出来ずにまたお酒を飲んで 飲酒が止まらず また吐血した。

精神科病院のアルコール依存症専門病棟に転院、
アルコール依存症の病名が付き、
回りから寄ってたかって無理矢理にお酒を取り上げられ、不本意ながら断酒の道を歩んで行くことになった。


あれから もうすぐ8年。

あの時、
無理矢理にお酒を取り上げられなかったら、自分からお酒を手放すことなど出来なかっただろう。


飲んでいた頃は わしにとって必要だと思っていた お酒。
お酒のおかげで ずいぶんと楽しい生活だった。
生活の充実には 必要なものだったし、前向き思考を後押ししてくれたのもお酒だった。


残念ながら今のわしには そのお酒の力を借りるわけにはいかない。

体内に入ったお酒は 今のわしには精神的にも肉体的にも『猛毒』となってしまう。

大好きなお酒を悪者にしないためにも、今のわしには断酒しかない。



飲まないと何もできなくなってしまったわしが、
飲まなくても少しずつ何かができるようになってきた。
お酒の力を借りないでも 前向きに生きていけるようにもなれてきた。

手放してみて初めて、
いや、わしの場合は 無理矢理取り上げられて、だが
必要なもの、不必要なものがわかる。

あの頃のわしに必要だったものは、
今のわしには 不必要なものなのだ。


お酒には、最後の最後に随分と苦しめられたが、
それでも 長い間 楽しくて前向きな生活を支えてくれたことには感謝している。

一時は恨みを覚えていたお酒に、今は感謝しかない。



さて、今年も残すところあと4日。
いや、ここは前向きに まだ4日もある。


この4日も、
前向きに、
飲まないで何かが出来ますように。