先日、電子負荷装置の調子がおかしいのでいじっていた。
こんな具合に、リップルがでかいことP-Pで0.5V程ある。電源はシリーズレギュレータなのにスイッチングノイズの様なものが見受けられる。
いじっているうちにFETが飛んでしまった。D-S間の短絡で全く制御できない状態でリップルの原因をつかむこともできなくなった。
1.FET交換
FETの短絡原因はよくわからないが、定格オーバーだろうということで2SK2233からもう少し定格が大きい2SK2586を調達し交換した。2SK2233や2SK2586にこだわっている理由はゲートしきい電圧が3V程度で5V駆動のオペアンプでFETを制御できる点である。
FET交換後13.8V/10Aで4時間ほど連続通電した。
2.リップル低減
オシロで各部を見てみたところ、オペアンプが発振していることがわかった。対策は次のようにオペアンプ周りの回路を変更した。入力の472抵抗を挿入,入出力間の472,102,103追加,G-S間の274は高抵抗がなかったので270KΩを使用。
FETの入出力間のフィルタはカットアンドトライできるようソケットにしておいた。
3.その他表示改善
負荷の消費電力を表示できるようにして無理をしない使い方をするようにした。
【従来表示】
【改善表示】
これに伴い、PC転送内容も消費電力を転送することにした。