■電源投入不可修理
オークションの謳い文句は時々電源が入りますが、ほとんど入りません。というIC-736を落札していた。ははーん、ケミコン交換で直るだろうと高をくくっていた。
■ケミコン交換後
ケミコン交換前は10回に1回くらいの割で電源投入できた。しかしケミコン交換後は二度と電源投入が出来なくなってしまった。何でだろう?ということで以下修理内容。
■スイッチングICの電源
交換したケミコンを疑い再交換するも一度も電源投入できず。
次にオーバーボルト検出かなということでフォトカプラも外したが改善せず。
スイッチング制御IC M51977の電源を当たってみた、あれー1V程度しかない。
このICのVccは16V以上必要な模様。どうも、ここだな ということでフルではないが3日くらい費やした。回路図は以下。
スタートアップは100Vの倍電圧整流後の280Vを100K*2/22Kの分圧比で25Vは出るはず。抵抗も問題なかった。ということはD3のファスト・リカバリー・ダイオードがショートしていることしか考えられない。
基板からダイオードを外しテスタで当たったが逆方向も数100KΩ程度あり、何かおかしい。LCR-T4で測るといかにも正常のよう。でも C=0nF これはおかしい。通常、数PFのはず、整流用なのでもう少し大きいかも。
部品取り用電源からD3外し比べてみた。
静電容量が異なる。このダイオードに交換して電源が生き返った。やれやれ。
■最近ハズレが多い
不動とか動作未確認を購入しているがことごとく壊れている。数Wしか出ないファイナル基板2枚,送受不可メイン基板2枚と溜まってきた。ニコイチでもいいから何とかしたい。