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プロフェッショナルというのは、時にプロであるがために犠牲にしなければならないものがあります。
たとえば、ミスタープロフェッショナルのイチロー選手は、その動体視力を損なわないように、パソコンを一切やらないそうです。
実は私も病院で働く一管理栄養士として諦めたものがあります。
それが"牡蠣(カキ)"を食べること。
理由は、『ノロウィルス』という食中毒を避けるためです。
昨年、日本で発生した食中毒は1062件でした。
(これは届け出がされたものなので、実際にリアルに起きている数はもっと多いと思われます)
その1062件中、296件と30%弱を占めた病原物質がノロウィルスです。
患者数では、全体の21,616人中、実に8,619人、約40%がノロウィルスの食中毒患者です(過去には3万人弱の被害者を出したこともあります)。
もちろん全病原物質の中ではノロウィルスが原因のトップです。
それほどノロウィルスは猛威を奮っているわけです。
ノロウィルスにかかり、発症すると嘔吐、下痢などの症状に見舞われます。
そしてこのウィルスに対するワクチンや治療法は見つかっていないため、発症するとただひたすら大人しく治るのを待つしかありません。
結構ツラい症状です…。
大人の場合は1~2日で治る場合が多いですが、子供やお年寄りの場合は重症化して死亡する例もあります。
特に病院では抵抗力の弱った人が多いため、ノロウィルスで食中毒が起こると大大大問題です。
ノロウィルスというのは非常に感染力が強く、たった10個~100個のウィルスでも感染して発症します。
目には見えないちいさーーーいウィルスがたった10匹集まっただけで悪さができてしまうわけです。
そしてこのウィルスの食中毒の怖いところは、ただ食べ物に気をつけていれば大丈夫というものではないのです。
どういうことか。
次回の記事ではノロウィルスの恐怖についてさらに突っ込んだ情報をお伝えしていきます。
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