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さて、前回の記事で大豆の自給率が6%しかないというのを紹介しましたが、では他の野菜の自給率はどうなっているのでしょう。
調べてみると、以下のようになっていました(農林水産省クッキング自給率より)。
・白菜→100%
・ニラ→100%
・大根→99%
・キャベツ→100%
・キュウリ→94%
・ネギ→93%
・ピーマン→100%
・ニンジン→65%
・玉ねぎ→81%
高い数字が並んでいます。
野菜全体ではなんと82%もあり、米に至っては100%自給できています。
ではなぜ日本の自給率がすべての食物を含めると39%と低くなっているかというと、その鍵は"カロリーベース"という算出方法にあります。
"カロリーベース"では食べ物のカロリーがもとになっています。
先ほど見たように日本の野菜の自給率は高いのですが、"野菜"というのはイモ類などを除くと、総じてカロリーが極端に低いのです。
つまりいくら野菜の自給率が高くても、ほとんどカロリーがないので、カロリーベースの自給率には反映されにくい。
逆に高カロリーのもの、たとえば油ですね。
日本は肉や油脂類の自給率は低いのです。
また、肉類ではエサとなる飼料の自給率まで加味して計算されているので、いくら日本で育てていても食べているエサが海外からの輸入だとその分自給率が低く出ます。
このようにいくら日本の野菜農家ががんばったところで、カロリーベースの自給率の数字はほとんど上がらないのが現状なのです。
事実、野菜が食糧の供給量全体の中で占めるカロリーの割合はわずか3%という調査もあるのです。
『自給率=39%』という情報だけでは見えてこないものがあります。
日本には素晴らしい米と野菜が豊富にあるんです。
日本の食料自給率が昔に比べて低下したと言われるのは、日本人の食生活の急激な変化も大いに関係しています。
この話もいつかそのうちしたいと思っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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