![$みずとのブログ-army](https://stat.ameba.jp/user_images/20121015/12/mizuto-sheep/90/32/j/t02200165_0300022512237991770.jpg?caw=800)
「腸」シリーズ第二回の今日は腸の働きについてさらに詳しく見ていきたいと思います。
前回、腸の重要な働きは栄養素の吸収というお話をしました。
実は腸にはその他にも重要な働きがもう一つあります。
それは『免疫』です。
免疫とは、体にとって悪い働きをして病気などを引き起こす病原菌やウイルスを体の中へ入れないようにするための防御機能のことです。
そしてその働きを担っているのがリンパ球なのですが、腸管には体内に存在するリンパ球の実に60%が集まっています。
たとえるなら、城を守る兵隊の6割を腸管に集中して割り振って配備しているのです。
さて、ではなぜ腸にそれほどのディフェンダーを集めているのでしょうか。
その理由は第一回でもお話した腸の重要な働きである「吸収」にあります。
腸管の中は体の中ではなく、体の外です。
私たちが食べた食べ物にはたくさんの微生物がついています。
それが腸管の中に入ってくるわけです。
また、腸管にはたくさんの腸内細菌が住み着いています。
腸は栄養素を吸収するという任務があるのですが、キレイな体の中にそういった有象無象の微生物やウイルスを入れるわけにはいかないのです。
城の中に味方は入れたいけど、敵は入れてはならない。
腸管というのは体の外と中を繋ぐ門のようなもので、それは裏を返せば感染などの危険と隣合わせの状態ということなのです。
以上の理由から腸管は免疫機能の役割も担うことになったのです。
今回は腸の持つ二つ目の働きについて述べました。
こうしてみると意外に腸の役割って大事ですよね。
さて、次回はその腸に忍び寄る危機についてお話したいと思います。
↓
腸シリーズ第三回 日本人の腸に迫る危機①へ
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