新ホテルオープンへの道のり その13. | 水谷孝のブログ「つれづれなるままに」

おはようございます!

 

みなさんご機嫌いかがですか?

 

前回からの続きです、、、

 

全ての面接が無事に終了し、最終的にフロントスタッフとして男子4人女子2人の6人、事務所スタッフとして女子2人の計8人を採用しました。

 

彼らは本当に素晴らしいと思いました。

 

あとはホテル経験のない彼ら一人ひとりが持つ素晴らしさを、どれだけホテルの世界で輝かせてあげられることができるか、それが彼らを採用した僕の責任だと思いました。

 

そしてこういう素晴らしいメンバー全員が、お互いを気に入り、仲良くなり、信頼もできて、しかも一人ひとりが自分の役割・使命を理解し、実践できるようなチーム(組織)を作ることが出来れば、そういうチーム(組織)は必ず最強になると思いました。

 

 

僕はいかなるチーム(組織)作りにおいても、メンバー選考には、常に「適材適所」ということも必ず考えることにしています。

 

私情を挟むことなく、客観的に僕自身の人間性・性格・適性を分析し、そして支配人のY君の人間性・性格・適性を分析し、そして新しく加わった8人のスタッフの人間性・性格・適性を僕なりに分析した結果、僕も含めた全員が、これから宇都宮に新しい風を吹き込むことになる「ホテル○○ロイヤル宇都宮」にとって「適材適所」の人材だと確信しました。

 

 

総支配人の僕以下、支配人のY君にこの8人の新スタッフを加えた、総勢10人の精鋭で(全員が早くオープンしたくて仕方ないといった感じでした。笑)、いよいよ3ヶ月後に迫った「ホテル○○ロイヤル宇都宮」のオープンを目指すことになりました。

 

ホテルには他にも、様々な大切な問題がありました。

 

例えばホテルの心臓部であるボイラー関係の問題です。

 

ホテルを円滑に営業するためには、(客室を含めた)館内全体の空調関係と、お風呂やシャワーのための温かいお湯は不可欠です。

 

なのでボイラー関係はとても重要なのです。

 

ボイラー関係は、川崎と同じように、ボイラー設備はこちらで準備をして、ボイラーのメンテナンスは、外注(外部の専門家に依頼すること)することにしました。

 

自前でメンテナンスまで全てやろうとすると大変なのです。

 

他にもホテルには、毎日の客室の掃除・ベッドメイク・シーツ・タオル・浴衣の洗濯などのリネン関係、全ての備品の交換の仕事、館内の全域の掃除などの仕事があります。

 

これらも自前でやると大変なので、川崎と同じように外注することにしました。

 

あらためて、川崎で契約している会社と、他の数社の間で見積もりを出してもらい、検討した結果、ボイラー関係もリネン関係も、最終的に川崎と同じ会社にやってもらうことになりました。

 

レストラン関係は、川崎では自前で経営していたのですが、自前でのレストラン経営はいろいろ大変なことが多いので、宇都宮は自前で経営するのではなく、テナントを募集することにしました。

 

テナントの応募はいくつかあったのですが、ある日一組のご夫婦が来館されて「○○ロという名前で、このような素敵なホテルの中に自分たちのレストランを開くのが夢でした。」と目を輝かせて言ったのです。

 

当時、「となりの○○ロ」というアニメが大人気で、中でも主人公の「○○ロ」は、多くの人から愛されていたことは僕も知っていましたが、このご夫婦の話しを聞いて、あらためて、「となりの○○ロの人気は凄いなぁー」と思いました。

 

その時のご夫婦の夢を語る顔がとても素敵だったこと、そしてそのご夫婦に会った瞬間から、お二人のエネルギーの波長と僕のエネルギーの波長がピッタリ合ったこと、さらにこのご夫婦がうちのホテルで、○○ロという名でレストランをオープンするのは運命のような気がしたので、このご夫婦にテナントに入ってもらうことにしました。

 

即決だったのでとても喜んでくれました。(喜んでもらえて良かった!)

 

とまあそんなこんなで、150室規模のホテルをオープンするとなると、想像以上にやることがいっぱいあるのです。

 

しかもオープンまでの時間もあまりなかったので、オープン直前の最終盤にさしかかった頃は、まるで戦場のようでした。

 

そんな中で、最重要課題であった新採用の8人の教育・指導が進んでいったのでした。

 

続きは次回のお楽しみに!

 

それではまた来週の金曜日にお会いしましょう!

 

みなさんお元気で!

 

スペインのイルンより心を込めて、、、

 

水谷孝