スペイン、、、その遥かなる道のり。その12.日本三大広域暴力団稲○会との対決編3 | 水谷孝のブログ「つれづれなるままに」

おはようございます!

 

みなさんご機嫌いかがですか?

 

今回も「スペイン、、、その遥かなる道のり。」を読んでくださりありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

 

前回は、死を覚悟して川崎のビジネスホテルの総支配人の仕事を引き受ける決断をしたところまでお話しいたしました。

 

次にやるべきことは、万に一つでも「稲○会」に勝つ可能性のある戦略(作戦)を考えることでした。

 

戦う相手は、泣く子も黙る日本で最大級の組織暴力団である「稲○会」なので、普通の戦い方では絶対に勝てないことはわかっていました。

 

なのであれこれ考えずに、勝つ可能性が一番高そうな僕流のやり方で戦うことにしました

 

では僕流の戦い方とは一体どんなものなのか?

 

簡単に説明しますと、、、

 

僕がまだ中学生だった頃、いじめ問題を解決するために、幾度かいじめっ子たちと対決したことがあるのですが、いつも暴力なしに平和的にいじめ問題を解決することが出来ました。

 

いわゆる無手勝流というやつです。

 

そして最後はいつも対決した相手と仲良くなりました。

 

いじめをしていた不良たちが僕に対して暴力を振るうことなく、自主的にいじめをやめたことが、僕にはとても不思議だったので、どうして自分が不良を相手に暴力沙汰なしにいじめ問題を解決できたのか、その理由を考えてみたことがありました。

 

僕なりに考えて気づいたことは、まず第一に僕は基本的に人間が大好きで人間に興味があるので、人と接する時に、相手が誰であれ相手に対して偏見を持つとか、何らかのネガティブな先入観を持つとか、相手を嫌いになるというようなことは全くないということに気がつきました。

 

第二に気づいたことは、僕の性格がそういう性格なので、誰かとケンカをしても、相手の人格を尊重しながらケンカをしていることに気がつきました。(つまり「罪を憎んで人を憎まず」というのに近いかもしれません。)

 

第三に気づいたことは、中学生の頃から僕が誰かとケンカする時には、いつも相手が良心(悪い心の反対)に目覚めてくれることを期待しながら、ケンカしていることに気がつきました。

 

以上の気づきから、はっきりわかったことは、こちらが悪意(相手を徹底的に痛めつけてやろうとする心)を持たずに、良心(自分にとっても相手にとっても、両方に良い決着のつけ方をしようとする心)を持って戦うと、敵も自分の中に眠らせていた良心を目覚めさせてくれて、自主的に平和的な解決を選んでくれることが多い、ということがわかりました。

 

その後大人になって、幾度かヤクザ(個人)と対決したことがあったのですが、いつものように僕流のやり方(相手の良心を引き出す)で戦った結果、いつも強面(こわもて)のヤクザが良い人に変身してしまい、最後はいつも暴力なしで平和的に解決できたのです。

 

以上の気づきから、川崎のビジネスホテルの総支配人の仕事を引き受ける覚悟を決めた時に思ったことは、「稲○会」と対決する時に、組員一人ひとりの「良心」を引き出すことが出来れば、絶対に暴力沙汰なしに彼ら自身の「良心」によって自主的にホテルから出て行くはずだと思いました。

 

しかしもしも僕が少しでも「稲○会」に対して偏見を持ったり、ネガティブな先入観を持ったり、相手を嫌う気持ちで戦えば、絶対に彼らの「良心」を引き出すことは出来ないので、その時は彼らは典型的な暴力団の「悪い心」を持って、躊躇なく僕を殺すだろうと思いました。

 

いずれにしても、どのような結果になるか、まったく見当もつきませんでしたが、もう後戻りはできませんでした。

 

ということで、あとは明日(というより、すでに朝の5時になっていたので、数時間後ということになりましたが、、、)履歴書を持って面接に行くだけでした。

 

ところが、、、

 

みんな「稲○会」を恐れて、総支配人の仕事を引き受けたがらない、とEさんから聞いていたので、僕が面接に行けばその場で即採用されるだろうと簡単に考えていたのですが、やはり世の中はそう甘くはなくて、実は僕は23才から28才まで、兄が働いていたホテルで、兄と一緒に一番下の地位のフロントマンをやった経験があるだけで、役職経験は、全く皆無だったので、面接に行って社長に履歴書を見せたところ、社長は僕の履歴書に目を通すなり即「君は役職経験が全くないじゃないか。私は新しい総支配人を探しているのだ。君は話しにならない、帰りなさい。」と言われてしまったのです。

 

続きは次回のお楽しみに!

 

それではまた来週の金曜日にお会いしましょう!

 

みなさんお元気で!(コロナウイルスに負けないで頑張りましょう!)

 

スペインのイルンより心を込めて、、、

 

水谷孝