認知症の検査費用助成を | 水谷修・京都府議会議員(宇治・久御山)です。

認知症の検査費用助成を

認知症の対策を検討する場合、認知症が病気であり、誰もがかかりうる疾患であり、かつかなりの確率でかかるものである。

同時に病気であるので早期に発見して早期に治療をすることが重要だ。

 

『認知症疾患治療ガイドライン2010 コンパクト版2012』

第2章 認知症の診断

では次のように記載されている。

「認知症を診断するにあたり、病歴、現症、身体所見、神経心理検査、血液検査、画像検査等で鑑別診断を行う。単純CTまたはMRIによる形態画像検査が推奨される。」

 

診断のよって、アルツハイマーや血管性のものなどタイプによって治療方針がことなる。ケアとともに投薬などの治療により、治療や症状の改善をすることができる。

 

つまり、他の病気と同様に診断して、早期に治療することが重要なのだ。

 

「認知症早期支援」は重要である。重要だが、その前に鑑別診断がさらに重要だ。

その診断のためには、多額の検査料が必要になる。

 

 

埼玉県で検査料助成が行われている。
 http://www.sankei.com/region/news/160219/rgn1602190053-n1.html
ーーー産経新聞引用ーーー
県は実施主体となる各市町村への事業助成費など4676万7千円を28年度当初予算案に計上。検診は約20分程度で複数の質問に答えるスクリーニング検査を予定しており、県やさいたま市、県医師会が実施する「かかりつけ医認知症対応力向上研修」を受講した医師らが診断に当たる。

検診で認知機能の低下が確認された場合は、認知症疾患医療センターに指定された県内10カ所の医療機関を紹介。CT、MRI、脳血流検査などを用いた専門医の診断を受けるよう促し、早期治療につなげる。
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宇治市でもこの検査料助成を行うべきではないだろうか。
 

 

 

 

 

認知症疾患治療ガイドライン2010 コンパクト版2012

https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_compact.html

 

 

第1章 認知症の定義,概要,経過,疫学

 

第2章 認知症の診断