人気を背負ったジャックルマロワ賞は接戦となるが見事に優勝
シーキングのモーリスドギース賞もだけど、直線のみの競馬があるんだなって当時は驚いた記憶がある。
日本ではまだ新潟の直線コースができる前でしたから。
その後、ブリーダーズCに行くという話もあったが、次走はマイルCSに。
そこで持ったままで直線入り口で先頭、ちょっと追われただけで5馬身突き抜けるという圧倒的な強さで連覇達成。
これが世界レベルの強さかと思ったものです。
エルコンドルパサーが毎日王冠の後、ジャパンCに向かったのはタイキシャトルの存在があったからという話も。
二ノ宮調教師がもともと海外遠征するならジャックルマロワ賞は有力候補と考えていたというが、タイキシャトルに勝たれてしまったので同じレースを狙っても仕方ない、狙うならもっと高い名声を得られる凱旋門賞だということで、ならばマイルより2400mのジャパンCだとなったとか。
またマイル戦でタイキシャトルと争うより、ジャパンCに出てくる相手の方が与しやすしと考えたとも。
そして、引退レースとなったスプリンターズS。
あの頃はスプリンターズSは有馬記念の１週前にやってたのです。
なので、マイルCSからのスプリンターズSって流れは主流でしたね。
当時としては異例のレース後すぐに引退式を行うというやり方には批判も多かった。
勝てばいいけど、負けたら格好がつかないだろって。
その心配が的中し、３着に敗れてしまうのですが、最初に負けてくれたおかげで引退レース当日の引退式というのも後の馬がやりやすくなったのかもね
種牡馬になってからは何頭かG１馬を出したが、期待されたほどの活躍ではなかった。
それでも長生きしてたくさんの子供を作った。
父系としては繋がらなくても、血統表を見てこんなところに名前が載ってるなんてことがあるんだろうな。
栗毛の強いマイラーが出てきて、血統表にタイキシャトルって名前があったら、隔世遺伝かって思うんだろうな