室内でもくもくと作業・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。

連日寒々とした天候ですが、、、
外出は控えて室内で諸々もくもくと作業しております。。。


篠笛は乾燥と水研ぎを繰り返して、
ようやくベースが整いました。

漆塗りというのは、研ぎ作業がとても大切です。塗面の平滑さ、滑らかさを出すためにいつも苦心し、気を使う作業となっています。

つい先日、テレビのニュースで輪島で被災された女性研師(研物師)の方のお話があっておりましてたいへん悲しい思いをしましたが、専門職があるくらい、この研ぎが後々の仕上がりを左右するほど大事なのです。


さて、こちらの蝶柄櫛は、
欠損した翅の金属パーツ修理作業をいよいよ始めます。
まずは透明フィルムで型取りであります。


フィルムにカット目を入れるトレース作業を。
翅の脈?も既存部分に合わせてラインを入れます。。。


割れた部分の補修の続きも。
もう4度は塗ったでしょうか?
ここで一旦研ぎを入れて、、、


おそらく最後であろう筆差し塗りを。
まだまだつづく。。。