新作鞘塗り⑰ 錆固め・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。

新作鞘塗りは下地の最終段階に。
目の細かい砥の粉を混ぜた漆パテ=錆を仕上げに掛かります。


何日か前に、2度目の錆付けを行った状態です。。。
最後は曲面の歪みが出ないよう、
ヘラで撫でるようにして錆を付けます。


乾燥させた錆を丁寧に研ぎます。
最後は#400~600の砥石で水研ぎです。


鐺や鯉口との面を合わせるように、、、


何度も曲面や曲線を確認しながら、、、


曲面の下地付けや研ぎは本当に難しい。
でもかなり頑張りまして、ようやくここまで来ました。


そして、この錆に生漆を含浸させます。。。


ワイプオール(不織布)で余分な漆を拭き取り、乾燥へ。
肌合いがまだ安定していない部分もありますが、
この後は中塗りで整えて行きましょう。

つづく。。。