新作鞘塗り⑥ 布着せ・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。

今日は鞘塗りのためのお料理から開始(^^)
上新糊(米粉糊)を作ってから、、、布着せをしました。


上新粉を4倍の水で溶いて弱火にかけ、
しっかりと練って行きます。


とろりんこ、出来ました~(^.^)


パック詰めにして、1袋以外は冷凍です!


さて、木固めが完了した鞘に、、、


どの布が合うか確認を。。。
う~む、寒冷紗はゴワゴワして鞘の曲線に馴染まず、
やっぱりダメっぽいですね~(^^;


ここはとっておきのヤツでやりますか。。。(^.^)


うむ、やっぱり繊細な絹が鞘には馴染みそうです。
過去の実績もあります。


全体に被せてみて、、、長さもOK!
絹着せで行きまっしょ。


薄手になっている部分を切り取り、、、


鞘半分ずつ行きましょう~。


先ほど作った上新糊に同量の漆を混ぜた糊漆で絹を貼りました。
布着せは相当な集中力が要る上、手がベタベ~タになりますので、
写真を撮る余裕は全く無し!(^_^;)


貼ってから20分程経つと、
糊漆はもうこんなに黒くなってます。
今はとても暑い季節なので漆の乾きも早いですね。

ということで、まずは鞘の背面に絹着せたのでした~。

つづく。。。