古典占星術に限りませんが、その習得では基礎をできる限り正確に覚えることが不可欠です。基礎の段階ででたらめを覚えると、どれほど経験年数があろうとも、実力は付きません。基礎習得の段階で道が分かれてしまうのです。もっとも、途中で気づいたら修正すればよいのです。

 

私が開設した古典占星術の講座は、私の独りよがりで生まれたものではありません。できる限り実績のある先人と諸先輩が残された知識を忠実に残すように努めて作りました。

 

私はこの時代の中で、古典占星術の知識を伝搬する一つの水路に過ぎないことを自覚してこの仕事をしています。国内も海外も、自ずとどこか志の近い人たちとの交流が続いていますし、新たにできてもいます。

 

古典占星術を学んでみたい方は、ぜひ当講座をご受講ください。郵送による通信講座です。この学習方法は、古典占星術の基礎学習、応用で重要な力を養ってくれるのです。

 

詳細は スターメディア へどうぞ。

 

 

一つ、プロヒビション(Prohibition)について書いておきます。

初級編Ⅱを学習中の方、終了された皆さんはよくご存じでしょう。

 

クリスチャンアストロロジーのBook1は占星術を知らない初心者向けに書かれています。そのp.110-111に定義と事例が書かれています。2つの天体がアスペクトを完成しようとしているときに、別の天体がその2天体と先にアスペクトを完成する、というものです。遅延や妨害です。

 

プロヒビションは現代、海外でも古典占星術家の間では上記の内容で知られています。基礎学習を終えた後に問題になるのは、どの場合に遅延で、どの場合に妨害になるかです。視点を変えることで妨害になるのか、主導になるのかなど、チャートによって相違がありますが講座の実占課題を通して理解を深めている受講生の方々もおられますね。基本は遅延や妨害で相違ないです。