まず、ご報告しなければならないことがあります。中道改革連合が党の解体を決めました。私が今年2月の総選挙を戦った旗です。立憲民主党出身の21人は離党して 新党を結成し、公明党出身の28人は公明党に戻ります。結党からわずか8か月でした。何より、あの旗を信じて一票を投じてくださった方々に、どう申し上げればよいのか。言葉を探し続けています。皆様に深くお詫び申し上げます。

 FNNの世論調査では、この分裂を「よかった」と答えた方が54%に上りました。半数を超える有権者が、党が消えることを前向きに受け止めている── 。この数字から目をそらすつもりはありません。理念や政策の一致より先に、選挙のための結集があった。その順序の誤りを、有権者の皆様は見抜いていたのだと思います。私自身、その旗のもとで「託してください」とお願いした一人です。責任の一端は私にもあります。

 そしていま、もう一つ厳しく問われていることがあります。政党交付金です。中道改革連合は、議員1人を残して当面存続します。今年の交付金は約23億4千万円、うち10月と12月に支給される約11億7千万円が未交付です。党をたたまずに残すことで、この残額を受け取る形になります。小川代表は「2月の総選挙で生じた未払い債務の清算に充てるため」と説明しています。法律上、この対応は可能です。

 しかし、法的に可能であることと、国民の皆様に納得いただけることは別です。物価高で家計が苦しいなか、税金が原資の11億円が、事実上解体した政党に流れる。そう見えることの重さを、軽く扱ってはなりません。私が求めたいのは2点です。第1に、債務の内訳を公開すること。何にいくら必要なのかを示さなければ、議論は水掛け論に終わります。第2に、清算後に残額が出た場合は国庫に返還すること。前例がありますので返還対応は可能です。

 そのうえで、私自身の進む道についてご報告します。私は、立憲民主党出身の議員が立ち上げる新党「民主改革の会」に参加する予定です。理由は「緊張感のある政治を実現するため」「失われた30年を乗り越えるため」です。いまの国会には、緊張感がありません。与党が圧倒的多数を占め、民意の7割が「今国会で不要」と答えた法案が実質3日の審議で採決される。私がNextageで繰り返し書いてきたのは、その手続き方法に対する危機感でした。それを変えるには、政権交代可能な政治体制を再構築する必要があります。

 8か月で旗をたたんだ者が、また新しい旗を掲げる。この現実に対する厳しい意見があることも承知しています。だからこそ申し上げます。物価高で失われる暮らしの余白を取り戻すこと。子育て世代の将来不安をなくすこと。再チャレンジ可能で、すべての人に居場所と出番のある社会をつくること。私が訴えてきたことは、党名が変わっても一文字も変わりません。訴えを実現するため、中から声を上げます。裏面に意見欄を設けています。厳しいお声も含めて、どうかお聞かせください。