今日から

お世話になっている

環境NPOの

ジオ研修の一泊旅行。


なんとまあ、

雪のちらつく富士山北麓を出発して

籠坂を越えると雨となり

修善寺の

『ジオリア』に集合して、


ジオガイドさんのレクチャーが始まります。


またしても

地球のお話から。



地球には

16枚のプレートがあり

地球内部のマントルの対流により

一億年に一回

沈み込んではまた現れる。


もちろん

形を変えて…


バンゲア、

ユーラシア、

日本列島、

そして現在の姿を

7分間の動画でわかりやすく学ぶ。


2000万年前に

太平洋で生まれた火山島が

800Kmの彼方から

日本列島にやって来た。


海のプレートは

水を含んで重い。

陸のプレートは

マグマ=カンラン石で出来ているので

軽い。

だから海のプレートは

陸のプレートの下に

沈み込む、

でしたね。


フィリピン海プレートに乗っかって来て

日本列島に衝突することで

さらにたくさんの火山が生まれ

現在の形となる。


ところで

伊豆半島って

どこまでが伊豆半島なの?


地質学的には、



フィリピン海プレートの上に

乗っかっている部分。


足柄山地

箱根火山

愛鷹山

富士山の南の一部まで

すっぽり入るのだね。



『日本列島をゆがめる伊豆』

だなんて…


北北西に

打ち込まれた楔のよう。


一年間に4センチづつ

その方向に移動している。


その後も…


伊豆半島の

火山活動は絶え間なく続く。


西側にある達磨山が

50万年前に噴火、

(新年会で行きました。戸田の港はその時の溶岩流が流れたあとだって。)

天城山が

20万年前に噴火、


15万年前以降に

伊豆半島の東側に

たくさんの火山噴火。



伊豆半島も

西に行くほど古く

東に行くほど新しい。





Jの字型に存在する

数多の火山により、

狩野川は北向きに流れる

太平洋側としては珍しい川。




土肥桜を見に

一月に行ったばかりの

黄金岬(猫店長がいたところだ!)

なぜそう呼ばれるのか?



このように

金鉱脈がキラキラしているからだそう。

土肥金山も近くにあるよね。




大瀬崎

戸田のお浜崎

井田


なんでこんなに相似形になったの?


海流の方向に

砂嘴(さし)が伸びたんだって。

フラクタル!

いずれも、伊豆半島の西側にいる

三兄弟。




ここで、

水が川を作ること、

川の働き、

がわかりやすく実理解する模型の装置があり、

実験が始まった。


4色の砂(粒の大きさで色分け)に

大量の水が山から海へ流れると…




右から左へ、



こんなふうにして

砂州が出来る。




水の流れは

予測不可能。

防災への理解も深まるのだそう。



赤色立体図での

ガイドさん。



なんだか

恐竜を飼い慣らしているようだね。


いやいや

こちらの『赤色立体図』にて

どの火山がどんな地形を作ったのか

一目でわかるスグレモノなのです。


富士山から研修に来ているとのことで

おそらく最高にベテランのガイドさんがレクチャーしてくださった。

ジオリアさん、

ありがとうございました!


あいにくの雨なのですが、

このあとは

フィールドワークに向かいます。




続きます。