1月6日

この日のプチトリップの話をアップしようとしてた

深夜、

能登半島で震度6弱の地震あり。


震源地は志賀(しか)町で

原発のあるところ。



『気象庁によりますと、6日午後11時20分ごろ能登半島沖を震源とする地震があり、石川県志賀町で震度6弱の揺れを観測したと発表しました。


気象庁によりますと、震源地は能登半島沖で、震源の深さは5キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定されています。


今回の地震では、震度6弱を観測したのが志賀町の1か所だけで周辺の震度3と差があるほか、役場の警備員は大きな揺れではなかったと話し、警察や消防にも被害の情報は入っていません。


これについて気象庁は未明に会見を開き

▽地震の波形から正常に地震を観測したとみられることや

▽揺れの強さを表す「加速度」は1492ガルと、阪神・淡路大震災の時の地震の891ガルを大きく上回っていたことを明らかにしました。』



当初、志賀町は震度3と発表されて

後に震度6弱と訂正された。


M(マグネチュード)は4.3とのことなので、

とても不可思議な地震だ。


まるで、

志賀町原発を狙い撃ちしているよう。


こちらの原発に関しては

ほんとうに危険は無いのか?

という記事を見つけた。


 『元日の北陸を襲った能登半島地震。震度7という激震と津波が大きな被害をもたらしたが、地震直後から大いに気になったのは、震源に近い北陸電力志賀原発(石川県志賀町)だ。外部電源の一部を喪失し、変圧器からの油漏れや核燃料プールの水漏れなどはあったが、原子力規制委員会は「大きな異常はなし」とする。しかし、志賀原発は1度、原子炉建屋直下に活断層ありと判定されるなど、いろいろといわくのある原発。今回耐えたから大丈夫と言えるのか。』




派閥のパーティ券裏金問題で逮捕者も出るという

現在の政権が発表する

『異常なし』

にわかには信用出来なくなってしまっている

わたしたち🇯🇵国民は

何を信じれば良いのだろう。



さて、

ここからは当初アップしようとしていた

この日のプチトリップの話です。



この日も全くノープランにて

友人と

御坂峠を越えて

甲府盆地へ車を走らせる。


正面に

南アルプスが!



山に詳しい友人が

山の名前を左から話してくれるけど、



わたしは何度聞いても

覚えられない。



望遠レンズで遊ぶ。

雪を抱いて白いと思ってたけど、

雲も抱いている。


この日はどこまで行くのだろう。


諏訪まで行く?

と友人。


そんなとこまで行かないよ。

途中でランチでもして

帰ってこよう。



20号線をひたすら走ると

右側に

七里岩!



逆側なのでよく撮れない。


七里岩はどうやって

どのようにして出来たのか。


こんどはわたしの独壇場だ。


『八ヶ岳が山体崩壊してね、それをこの釜無川が削ったんだよ。』


いつ頃?


ううんと、

いつ頃だったっけ。


七里岩に興味を持って調べたのは

5、6年前ではなかったか?

すっかり忘れていたので

車の中で復習を。



画像はネットからお借りしました。




この先端がニラの葉先に似ているので

『韮崎』の地名となった説を

わたしは信用していなくて

アイヌ語源説をかってに唱えている。


八ヶ岳から流れる塩川と

南アルプスから流れる釜無川

二つの川に両サイドから岩屑雪崩が削られて

こんな奇妙な地形となる。



『「七里岩」とは,「岩屑なだれ」によってできた連続した岩壁のことです。

「韮崎岩屑なだれ」は,更新世チバニアン期に,八ヶ岳を構成する「権現岳付近」を崩壊源とする「山体崩壊」により,

最大厚さ200mを超える,という日本列島で最大規模の岩屑なだれ(岩屑流)です。

上図では,韮崎駅の付近が終点のように思われますが,これは「釜無川」と「塩川」が削ったためで,

甲府盆地南縁の「曾根丘陵」にまで達していた,という文献があります。

空中写真: 韮崎岩屑なだれ


このような写真を眺めていると,火山が崩壊する時の瞬発力・爆発力の巨大さに驚愕しますが,

それにも増して,水の侵食力の偉大さにも感心してしまいます。

時間のスケールは大きく異なりますが,瞬間的に作られた凸地形が,やがて水と重力だけで平面に戻されるのですから。』


更新世チバニアン期

と言われても

ピンと来ない。


なんと!

77万年前〜12万年前だって!


八ヶ岳が富士山のような形をしていたのは

そんな昔の話だったのね。

見た人はいない。

まだ日本人は住み着いていないので。


台ヶ原宿の手前で

『ここより甲州街道』の大きな看板あり。


えええ?

今走ってる20号線が

甲州街道しゃないの?


確かに

台ヶ原宿のお祭りで色々な出店の出る通りは

20号線かは少し斜めに入って行く

金精軒や七賢の酒屋のある古い通り。


それならば

『旧甲州街道』と書いてくれれば良いのにね。


20号線沿いで馴染みのある

『道の駅白州』で一休み。



清いお水が流れて、



甲斐駒ヶ岳が背後に。



久しぶりに

道の駅の隣にある

『白州若宮八幡神社』へ。



たわわな南天の紅い実。



武田氏にも大切にされていたという社殿。



登って行くと、



甲斐駒ヶ岳とその連山が一望出来る。



慎ましやかな社殿なれど、



神功皇后とその出兵?



神功皇后と

竹内宿禰?

八幡神だものね。


石碑がたくさん並んで

かつては釜無川の氾濫により

たくさんの人が亡くなって

その鎮魂のためのようだ。



モミの巨木あり。



巨大な空洞に入ると



モミの良い香り。



それもそのはず、

この樹はまだ生きており、

青々とした葉を

半分茂らせていた。


アリガトウゴザイマス、

末永くお働きくださいませ。


ここの道の駅の案内図で

友人が見つけた。


『道の駅こぷちざわ』ってあるよ。

聞いたことないよね。

行ってみない?



確かに

初めて聞く名だ。


もう少し20号線を北上して

さらに八ヶ岳へ向かうところ。


行ってみよう!


車でわずか20分ほど。



『道の駅こぶちざわ』



明るくてセンスのよい品揃え、



八ヶ岳エリアは都会から

意識高い系の方々が多数移住している。



なので

なんとなく文化度が高い。


無農薬野菜が売れるのは

そんな土地柄なのだろう。




スローフードっで

われらが富士五湖地方には

無いコンセプトだなあ。


同じ山梨県なのにね。


だけどここは

長野県に隣接してる。

いわば山梨県の端っこだ。


わたしたちは

神奈川県や静岡県に隣接地して

やはり端っこから来た。


端っこから端っこへ

大冒険のプチトリップ。


さあ、

帰ろう。


富士山に向かって…



いつもの風景なれど、



望遠レンズで遊ぶ。


ここから見る富士山は

精進湖から見る富士山とおんなじなんだよね。




おお!

おおおおお!



なんだか雰囲気が違う。


御坂峠を越えて、




おかえり…


優しいその姿。


わたしたちの自慢は

このおやまだけ。


(充分じゃないの?)