今朝、

山中湖の友人から  

素晴らしい紅富士が………




おおお、

やはり

気高く

霊妙なその姿………。



なのだけど

わたしの頭は

相変わらず

くくりの旅の余韻で溢れている。



旅の最初に訪れた

白山のことから書き始めようと思いたったけど、



(画像はお借りしました)


白山菊理媛のことを考察しているうちに


あまりにも深淵なその女神に

わたしの浅い感受性では

とても歯が立たないことに気がついた。


『生と死を司る』


『光と影をくくる』


この女神の前に生はあり

この女神の後ろに死がある。


それはまるで………




ウロボロスではないか!



窓の外は

雲ひとつない冬晴れだ。



そうだ!

気になっていたあの場所を

探しに行こう。


鶴ヶ池の近くにあるらしい

『尾鼻橋』


その名前から

わたしはウロボロスを連想したんだった。



それはすぐに

見つかった。



『おばなはし』

ひらがなで。


やはり杓子山と、



富士山に挟まれて、



新名庄川にかかる橋。


この川は

忍野八海のあたりで

桂川と合流する。


車を停めたところから

富士山を見ると、



おや?

右手に見えるのは

鶴ヶ池のシンボルツリーの

白樺の木?


こんな位置関係なの?



というわけで

車を置いて

新名庄川の土手を

鶴ヶ池方向に歩いて行くと、


(水門がある!)



高座山ピラミッド(と勝手に名付けた)の麓、


鶴ヶ池に出ちゃった!



この辺りは『尾鼻』という地名らしい。


尾も鼻も

水に関係のある場所によくつけられる地名だよね。


尾鼻湧水からなるこの池は

さしずめ

『ウロボロスの池』


わあい!



逆さ富士だ!


忍野村には湖が無いので

逆さ富士は初夏の田んぼにしか出現しないと思っていた。


回り込んで見ると

シンボルツリーの位置が、

わたしの車を停めた場所の延長線にくる。




足元には、

たくさんの

クルミの実を

リスが食べた痕。


(こうやって綺麗に半分に割れるのは、リスしかいない。)


そこから

そうそう

気になっていた

『忍野村内野の大イチイ』へ。


目と鼻の先にあるはず。



おおおお!



こんにちわ!


前を何度か通ったことがあるのに、

ご挨拶が遅れました。



おやまのエネルギーを受けて受けて

齢どのくらいなんだろう?



イチイ科イチイ属イチイ。


イチイ(一位)の木は

針葉樹の中でもかなり変わっていて、


雌雄異株、

しかも球果ではなく

仮種皮という甘くて紅い実をつける。

(その種子は毒であるとのこと。)




『目通り三、九五米』とある。



そういえば

11月4日は不思議な日だつた。


あのAちゃんと

杓子山のイチイの巨木を探しに行く夢を見て、


その日に

Aちゃんがわたしのブログを読んで驚いたといい

8月に家族で乗鞍岳に行ったことを教えてくれたんだった。



イチイの巨木なんて、

杓子山にあるなんて

聞いたこと無いよねえ、と思い

探したら

あるサイトが出てきて、


イチイの巨木


それに出てくる『船通山のイチイ』が

わたしの夢のなかで持っていた写真に似てる。




こんな風に

メデューサみたいだったの。


イチイの木はほんとうに不思議な木だ。


No.1の巨木認定は

北海道にあるらしい。


歴代天皇の笏は

なぜ、

位山のイチイの木でなくてはならないんだろう。


そして、

このサイトを今日改めて見てみたら、


あれ?




見たことあるよ。

この木。



天狗山のイチイ?

根本に祠!!!



行ってた!

去年の四月に!!



この時

トラに

上の方に二本の御神木があるから

そこに祝詞を奉納してほしいと言われ、


その二本の樹のうちの一本が

このイチイだったの!



なあんだ、

諏訪ともつながっていたんだね。




家に戻ると、



朝はあんなに雲ひとつなかったのに、

この時期は夕方近くなると雲が湧いてしまうので、

実は

ダイアモンド富士を眺めるには不向きな季節。



わんこ散歩に行くと、



杓子山が

夕陽に染まっている。


右側の白い建物は、



『一櫟亭』

イチイって

櫟とも書くのかな?


これだど、

イチイチイになってしまうけど。


店の名は

イチイ亭さん。



こうやって

今日も寄り道を。



くくりの旅の考察は

ぼちぼちとゆっくり書いて行きますね。