この日もなんだか

思いがけない展開に。



刀絵帰蝶

こと

宮本なるさまから

『大山にご一緒しませんか?』

とお誘いいただいたのですが、


寄ロウバイ祭りに行く道すがら

(大山はその246号線のさらに先にあったので)

今の足の状態ではひとりで運転するのは難しい、と、

同じ時間に富士山麓の大山祇さまをお祀りするお社で御心合わせをします、

と、

提案させていただいたのですね。


伊勢原にある大山阿夫利神社には

わたし的にはご縁があると感じていました。


なぜならば、

わたしの先祖の墓はもともと東京の高輪にあり、

その菩提寺がお墓ごと伊勢原にお引越ししたからなのです。


わたしがまだ小学生くらいの話です。


その後

伊勢原にお墓参りに来た記憶がぼんやりとあります。

社会人となって

その伊勢原には『大山阿夫利神社』なるものが存在すると知り

当時のBFと一緒に先祖のお墓参りがてら、

大山阿夫利神社に参拝した記憶あり。


それもこれも裏覚え。


さてさて

木花開耶姫さまと

磐長姫さまの父君である

『大山祇さま』が祀られている

富士山麓の神社とは

数多あるように見えるけど

本家本元の大山とつながるお社はどこなのでしょう?



前日に、

わたしの足のことで相談に乗って頂こうと約束していた

リトリートサロン『ソラの家』の

ソノちゃんに尋ねると、


『こんなのがありましたよ、わたしも行ったことが無いんだけど』

調べてくださったのが


西桂町の下暮地というところにある

『山祇神社』さん。


聞けば

三つ峠の登山口の麓にあるという。


三つ峠かーい!


わたしの足の怪我は

昨年の1月3日に

三つ峠に登り

下山中の事故によるもの。


なのだけど、

なぜか惹かれる三つ峠。


三つ峠の登山道は主に三つあり、


その中でも河口湖からの登山道からしか登ったことのないわたしは

西桂の『三つ峠駅』からの登山道に興味深々だったのです。



12時にお詣りするとのなるさまからのメールにより、

それに合わせて

まず

上暮地の山神社に向かいました。


本日わたしは

上暮地と

下暮地の

二つの大山祇さまの神社にお詣りする予定。



上暮地の山神社さんは

六年前に野生猿の調査に同行させて頂いたとき、

初めて訪れたのです。


その時の記事です。





六年前と言えば

干支が申年。


申年に野生猿の調査とは、

なんとも不思議な感覚を覚えたものです。


あれから

訪れることは無かったので

六年ぶりということなのでしょうか?



ここです、

ここです。



あの

夫婦木も

健在でした。



そうして
驚いたことには!


観音さま?

右龍と、左龍を従えて?

ご健在。



六年間

ここはほとんど変わっていない…。



だけど

相変わらず

わたしはこれが気になります。




かつての参道に

道路が出来て

水の禊の通り道を遮断してしまっている。


目の前が

山々から流れる清い川の流れ。



富士山の溶岩流の上を

流れる山からの水。



拝殿の脇からどんどん登って行き、



上の祠の前で

ジャスト12時。




『ヒノモトへの祈り』

を。


なるさまと心合わせにて。


ヒノモト

からか

なぜだか『君が代』を心の中で奏上。




さてさて


こちらで12時の時報を聞いてから

すぐ隣町の

下暮地の

山祇神社に向かいます。


三つ峠の登山道に向かって

道はクネクネと続く。


すると、



ありました!



三つ峠…。


なんどもいいます。

わたしには因縁の山なのに、

なんでこんなに心躍るのだろう。


天狗の羽団扇。



なんて読むの。



その背後には

古びたお社が佇んでおりました。



さて、

登山道は車で

もう少し登れそう。


なので

行ってみた。


すると!



かみすず?

しんれい?

の滝とな。



歩いてみます。


すると、



堆積岩の上を


柄杓流川が流れる。


お!

三つ峠〜❣️



夏に来たら気持ちいいでしょうね〜!

と、ソノちゃん。

(お主、滝壺に足をつけるつもりだな。)


秋も気持ち良さそう。

両側、全部もみじだよ。


忘れなければ来ようね!



三つ峠〜❣️


自分が下山中に怪我した山が見えて

なんだってこんなにも喜ぶのか?



おりれますよ、

ソノちゃん。






滝壺に降りて撮ってくれた画像は、




翡翠の輝き…。





あとで調べたら

この登山道を登って行くと

屏風岩の手前に

『神鈴権現』なる祠あり。


読みは

『みすず』だそうです。





三つ峠はやはり

奥が深いわ〜。


わたしはまだなにも探求していないのに、

登るのを諦めてしまった。


だけどいつか

こちらから登りたい。


そして

神鈴権現の前にて

その氣を浴びてみたい、

またしても野望を胸に

今日の日は

これにて下山します。




さてさて

この日

大山祇さま詣でのきっかけを作ってくださった

なるさまは

その頃どうしていたのでしょうか?



またまたとんでもないディープな時間を

お過ごしになっていたようなのです。



機会あれば

またお伝えさせていただきたく存じます。