日本列島を
東へ西へ…

クリスタルや
黒曜石や、
サヌカイトや、
グリーンタフや…


どれだけ“石”に
動かされて来たんだろう。

だけど、
『翡翠(ヒスイ・Jade)は
特別な感覚がするのです。


糸魚川の旅のお話は
いよいよラストに近づいて来ました。


『その十』は
翡翠(ヒスイ)の秘密について
お話したいと思います。


昨年、
2018年は
日本中の重要な縄文遺跡へ行く羽目になりました。

その、どの遺跡にも
糸魚川産のヒスイの大珠が発見されていたことには
ほんとうに驚きでした。

三内丸山遺跡にも!



黒曜石も、石器時代から縄文時代にかけて
たいへん珍重された石だったけど、
どちらかといえばナイフや矢じりなど、実用的だった黒曜石に比べて
こちらの“翡翠(ヒスイ)”は
まさしくアクセサリーとして、
男性が妻となる人に捧げたのではないか、との推測を
三内丸山遺跡でのガイドさんは仰っていましたっけ。

ヒスイは
“硬玉”といいます。
硬いんです。

何年もかけて
真ん中に穴を開ける情熱は
如何許りなものか…。



さて
糸魚川に話を戻します。


お宿は
ヒスイ海岸の目の前。


ヒスイ好きなご主人が
チェックアウトの時
わたし達三人に
ヒスイの原石を下さった❣️




それを手に
ヒスイ峡へ。


ヒスイの転石(山から排出されたヒスイの原石の巨大なもの!)が
ゴロゴロしているの‼️



ここのヒスイは
五億年前に地下深くで誕生したとのこと。

これまた『イトイつながり』でご縁した
(その話はまた後ほど。)
広島のるりのわさんが選んでくださった
糸魚川産のラベンダー翡翠の“セイリュウ”を
チャージしましたね。

そして
行く予定ではなかった
『親不知』へ。


ここもまた
翡翠に深い関係がある土地だったのね…。


そうして

この旅のラストは、

『糸魚川フォッサマグナミュージアム』‼️


(この時、あまりにも時間がタイトだったので
外観の画像は撮りませんでした。お借りしまーす。)


『フォッサマグナミュージアム』
なのに、

玄関ではいきなりの
ぬながわひめがお出迎え。


大国主とともに。





中に入ると、

第一展示室は
翡翠、ヒスイ、ひすい〜〜!!


糸魚川の海岸では様々なヒスイが拾われていて、
個人のコレクションの展示が続きます。


ヒスイは基本は白色。

緑色と思われているけど、それは
その中に含まれるクロムの色だそうで…

そして…
ラベンダー翡翠❣️




こちらは
翡翠に含まれるチタンのために
ラベンダー色に見えるそうで、
やはり貴重なものだということ。



この第一展示室は
翡翠、ひすい、ヒスイでいっぱいだ!







天井には
ヒスイ転石のレプリカが…。

ホンモノ?

まさかね〜〜(^ ^)


さて
ヒスイは
どのようにどうやって産まれて
どのようにここに来たのでしょう。



約5億年前 『誕生』
(古代カンブリア紀)‼️
ヒスイが沈み込み帯で熱水から生成する。

7000年前(世界最初のヒスイ利用)
世界で最初にヒスイを見出したのは
縄文人!

5000年前(ヒスイ工房)
(このミュージアムのお隣の)
長者ヶ原遺跡にて、ヒスイの大珠作成

3000年前(勾玉の誕生)
初期の勾玉は典型的な勾玉の形ではなく、
動物や昆虫似た形などさまざまな形をしている。


出雲市大社町真名井遺跡から出土した
糸魚川産 ヒスイの勾玉は…


出雲と越の国の
深い関係を物語っているそうで…



おっと
翡翠、ひすい、ヒスイの話は
一度では終わりませーん。


続きますだ。