先日、自宅で瞑想していたところ次の状態になりました。



※状況をより明確に伝えるために股間の縮尺を変えてあります。ご了承ください。



瞑想のやり方を一言で言うと

「自分の呼吸に意識を集中して、頭に浮かんでくる雑念(煩悩)に気づいて離れる」

ということになると思いますが、僕は瞑想がすごく苦手で、頭にひたすら雑念が浮かんでくるのでひたすら雑念に気づき続けることになるのですが

今回はもう煩悩のほとばしりがハンパではなく、いかに呼吸に意識を集中しようとしても


「ああ、エロいこと考えたい! もっとエロいことをもっと考えたいよお父さぁん!」


と息子が言い出してしまいまして、

坐禅をするとき手で円を作るように手を組むのを法界定印と言いますがが、その印の中央の空間を勃起が貫いてしまうという、「とんだ法界定淫」になってしまったのですが、


しかし、逆に、


――過去、「逆に」という言葉を幾度となく使ってきましたが、今回は、もう完璧に、完膚なきまでの完全な「逆に」を使わせていただきたいのですが――




逆に、悟りました。




思春期の頃から生きづらさを感じていた僕は、幸せになるための方法をひたすら探し求め、ブッダをはじめ多くの幸せマスターたちの教えが書かれた本を読み漁ってきましたし、お寺に修行に行ってお坊さんと議論を交わしたこともあります。

ただ、そうした場で教えられる幸せになるための方法「何かに執着することが人間を苦しめる」は、その通りだと思いつつもどうしても心の奥底では腑に落ちていなかったのですが、なぜ腑に落ちなかったのか今回の瞑想で気づくことができました。

その理由は、




恋は執着だから

 

 

 

です。

「何かに執着することが人を苦しめる」とはまったくそのとおりであり、自分が苦しみ続けてきたのも「他者からの評価」をはじめとした多くものに執着してきたからです。

でも、


あの人でも、この人でもない、「あなた」が好きなんだ、「あなただけ」が好きなんだという状態、


これぞ、まさに、執着の極致ではないですか。


そして、この世界を創りし存在が、人間を「男」と「女」に分けたということは、


執着は――恋は――「必然」と考えたからに他ならず、


もちろん、その苦しみから逃れたいと考えること、またそのために行動を起こすことも人間らしいことですが、


同時に、執着から生まれる苦しみを味わうことが生きることであり、


執着と幸福は永遠に反発しあうS極とN極であり、


だからこそ、宇宙を表現しようとしたら







この形になる。

 

この形にならざるを得ないのです。



瞑想して心を落ち着かせるために作った印の空間を、勃起が貫く。




どっちやねん

 

 

と。

 

 

お前、どうしたいねん

 

 

 

と。

ツッコミが入らざるを得ない状態こそが、「生」であり、「正」である。

 

これこそが正しい――宇宙の姿なのです。

 

瞑想を深めるために、法界定印を作るもよし、

 

その法界定印で息子をしごくもよし。

心を落ち着けようとしても煩悩が生まれ、

煩悩を満たそうとしても、飢えや空しさにさいなまれ満たされることがない。

どちらがどちらを否定するわけでもなく、

ときに癒しを、ときに執着を求めながら生が終わるまで生きていけばいいのではないでしょうか。


これが僕の悟りであり、

 

僕の死後、万が一、釈迦みたいな感じで、水野の銅像を作ろう的な動きが起きたとき、作業を始めた人の手を止めて、



「水野を銅像にするならこの形以外あり得ないよ」


とこのブログの画像をプリントアウトしたものを彫刻家の方にお渡しいただければと思います。

 

 

PS.

まだ見ぬ子孫たちへ

 

君たちがこのブログを読むころには、君たちはこの銅像が原因でいじめられていることだろう。「お前の先祖やばくね」とか毎日のように言われていることだろう。でも、今回のブログを読んで、なぜ私がこの形にこだわったのか、その考えの深さが分かったと思う。というわけで、今後は周囲から何を言われても、

 

「この勃起には意味があるんだって!水野如来像はめっちゃ深いんだって! 」

 

と反論してもらいたい。周囲からは「水野如来像www」とか言われることになると思うが、そのwwwを全力でひっこ抜く方向で頑張ってほしい。あとこの銅像に落書きとかされたら君らが率先して消してね。俺が勃起してなかったらお前ら生まれとらんからね。少なくともお前らだけはこの銅像に足向けて寝られんからね。

 

 


 


 


■本日、新刊『運命の恋をかなえるスタンダール』発売です。


運命の恋をかなえるスタンダール
 

2年半くらいかけて書いていた本がようやく完成しました。
この本を作る作業は本当に大変でしたが……良い企画というのは、色々なアイデアを吸収して大きくなっていくもので、この本は最初の頃は想像もしていなかった作品に仕上がりました。また、先ほど「恋は執着だ」と書きましたが、この本では恋愛ノウハウだけでなく「なぜ人は人を好きになるのか(なぜ人は恋をするのか)」というテーマも扱っています。素晴らしい作品になったと思いますので、ぜひご覧ください!