本来であれば、僕みたいな若輩者が日本をけん引する大経営者のお二人、柳井氏と孫氏に忠告できることなどあるはずもないのですが
今からする話は、お二人のみならず今後の日本にとっても大事な内容なると思われるので
もしお二人がこのブログを読むことがなくても、
お二人のお知り合いや親せきの人がここに書く内容をそれとなくをお二人にお伝えいただければと思います。
それでは本題に入りたいと思いますが
日本を代表する経営者(故人含む)は誰か?と聞かれたとき、必ず名前が挙がるのは
松下幸之助 と 本田宗一郎
ではないでしょうか?
「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助、そして世界にHONDAの名を轟かせた本田宗一郎。
松下は経営以外にも様々な社会貢献をした人物として知られていますし、また大胆で破天荒なイメージがある本田宗一郎に人間的魅力を感じる人も多いでしょう。
もちろん僕もこの二人は大いに尊敬していて、松下や本田に関する本もたくさん読んできたのですが
先日コンビニに置いてあった本を見て、あまりの衝撃にその場に立ち尽くすことになりました。
ただのジジイやん
うちの死んだじいちゃんとほぼ同じオーラやん
本田宗一郎の名言で
「チャレンジしての失敗するのを怖れるよりも、何もしないことを怖れろ!」
というのがありますが
このオーラで言われても心は奮い立たないばかりか、
むしろ、こちらにフォーカスしてしまったりする始末です。
いや、実際、本の内容は素晴らしいんですよ。
不況で給料が払えなくなった本田宗一郎が「死ぬ覚悟で働いて借りは必ず返します」と言って土下座して、従業員たちが涙を流しながら拍手をしたというエピソードや
引退した本田が全国の工場を回って従業員と握手をする「握手の旅」をしているとき、工場で働いていた従業員が本田と握手をする前に油で汚れた手を拭こうとするのを本田が止めて
「この手が良いんだよ。油まみれのこの手が」
と言って従業員の手に鼻を近づけたという、僕の大好きなエピソードも収録されています。
ただ、悲しいかな
「近影」という言葉もあるように、著名人の写真は晩年のものが使われてしまう場合が多く、
いや、これは決して、老いを否定しているわけではなく、生きとし生けるものにとって老いは自然なことなのですが、
「こういう人になりたい」と思い抱く対象には美しいイメージを持っていてもらいたいというのは多くの人にとって自然な感情だと思います。
――こういう言い方をすると不謹慎かもしれませんが、
そして、もちろん、世界中ができるだけ長生きを願った人物でもありますが
事実として、スティーブ・ジョブズは、このヴィジュアルイメージとともに
向こう100年の人類に多大な影響を与え続けることになるでしょう。
つまり、現代日本を代表する経営者である孫氏、柳井氏はすでに人生の峠に差し掛かっている以上
「今後はできるだけ写真を残さないように」し、理想を言うと、俳優やタレントのように「宣材写真」を撮り、今後はすべての取材をその写真で対応していただきたいと思う次第です。
「いや、別に経営者なんだからそこまでしなくても……」
と言うかもしれませんが
松下幸之助の画像を調べてみたところ
教えの内容よりも確実に銀歯が気になってしまうので
もちろん経営の方も大変だと思いますが
日本の未来を担う若者たちにとっての輝ける存在になる意味でも、後世に残るヴィジュアルイメージづくりを今から意識していただけたらと思います。