あけましておめでとうございます。

最近、ブログを全然更新できてないのですが

その理由は僕の周りで「この出来事をブログに書きたいなあ」と思うようなことが起きていないことが原因なのですが

どうしてそうなってしまったのかを考えてみたのですが、

友達が少ない

からじゃないかと思いました。

僕、今、友達すごい少ないんですよ。

いや、この事実はみなさんからしたら意外ですよね。意外以外のなにものでもないですよね。

だってあんなに小粋な水野なわけですから。つぶらな瞳がチャームポイントの水野ですから。

黙ってても人が寄ってくる人気者の、LINEなんて読めてないのメッセージが1000件くらいある、それがみなさんが思い描く「水野像」だと思うんですよ。

ただ、それはあくまで偶像であって、現実の水野は違うんですね。

年を追うごとに友達は少なくなり今や僕を誘ってくれるのも、ノートパソコンだけになりましたよね。「let's」ってね。

LINEに赤いマークが点灯していようものなら、何日も餌を与えられてない野犬の檻に投げ込まれた骨のようにむしゃぶりついて読みますよね。

そんな状況の中、さらに追い打ちをかけてきたのが、公私における最大のパートナーであるところの山本さんの結婚でしたね。

これまで、1月1日の年明けは山本さんと一緒にいるのが恒例なんですよね。もう10年以上、1月1日は一緒にいますね。去年の1月1日なんてフランスにいましたからね。ボンジュール言うて、凱旋門の前で赤ワイン飲みながら
「やっぱり年末年始はパリで過ごさないかんがね」
って名古屋弁で語ってましたからね。

その、山本さんが去年結婚したことで、今年の1月1日に僕が何をしていたかというと





北斗1


北斗2

名古屋の大須のゲーセンのコイン落としでジャックポット出してました



あまりにもやることなくて、一人で大須観音に初詣行ったんですけど、それから本当にやることなくなってゲーセンに入りました。
(ちなみにこれはSEGAの北斗の拳のコイン落としなんですけどクオリティが素晴らしかったです。僕、高校時代に栄のヤングマンというゲーセンにコインを25万枚預けていたという伝説を持っているのですが、そんな僕が言うんだから間違いないですよね)


それでジャックポット出したもんだからゲーセンから離れられなくなって(計3回出しました)、結果的に2016年始まって早々6時間くらいゲーセンで過ごしましたよね。

それで閉店になってお店を追い出されたんですけど、

せっかく年明けだから酒でも飲むか~って歩き出したんですけど、

1月1日ってどこもお店やってないんですよ。


それで大須から名古屋駅まで30分くらい歩いて



名古屋駅西口のデニーズで赤ワインのデキャンタを注文しました。



1年前は、パリで赤ワイン飲んでたんですよ。



それが、山本くんが結婚したせいで、デニーズで赤ワインですからね。



それで赤ワインを飲んみ始めたのが1時くらいだったんですけど、



ふと気づいたら朝の3時になってました。




赤ワイン飲んでるうちに寝ちゃったんですね。



1月1日、デニーズで赤ワイン飲みながらつぶれてましたからね。



なんか寝てたのが申し訳なくて、お腹すいてないのにほうれん草のソテー注文しましたからね。



そのほうれん草のソテーで山本くんの顔書き始めましたからね。



そして、「畜生!」って言いながらぐしゃぐしゃ!ってしましたからね。



それで、そんなことをしながらふと思ったのは



「人生に必要なものは2つだけ」



ってことなんです。



それは



「夢」と「仲良し」



です。

僕、お金のない時期からよくデニーズにいて本を書いたり友達とアイデアを言い合ったりして何時間も過ごしてきたんですけど、その時間て


めちゃくちゃ楽しい


んですよ。

その理由は、もちろん、デニーズのフレンチトーストがおいしいとか、そういうこともあると思うんですけど

それ以上に、未来に何か夢が待っているから、すべての時間に「意味」というスパイスがかけられて、

つまりは、そこで過ごす時間は、夢に向かっている「意味がある時間」だから楽しくなるんですよね。

そして、そこにはやっぱり、一緒に夢に向かって進む仲の良い人が必要だと思います。

女性でも男性でも「未来を共有できる」人がいてこその、楽しい時間なんです。

また、その意味で、「友達がいない」とか「仲が悪い」というのは生きる上ですごく不幸なことだと思いました。


他の要素が色々そろっていても(お金とか、自由とか)、そこが欠けているだけで人生はすごく味気のないものになるなと改めて思ったのです。


ただ、そんなことを考えていたとき、一方でこんな声が聞こえました。



「それ、俺に失礼じゃね?」



その声の主は――目の前の赤ワインのデキャンタでした。


デキャンタは言いました。


「もしお前が夢を失おうが、友達を失おうが、俺はこうして最高の味を用意して待っとるがね。お前を支え続けとるがね」


その声を聞いたとき僕は目が覚める思いがしましたね。


考えてみれば、夢や仲良しと関係なく、


1月1日の今日、


北斗の拳のコインゲームはジャックポットを出して僕を楽しませてくれましたし、


デニーズは相変わらずのクオリティで僕を受け入れてくれていたのです。


それで


(ああ、人生で本当に必要なのは「夢」でも「仲良し」でもなく、「ゲーセン」と「デニーズ」なのかもしれないな……)


そう思ってデニーズの赤ワインに感謝をしながらグラスを口に運んだとき、ふと窓ガラスに映る自分が視界に入りました。

そして、あることに気付いたのです。



俺、今年で40歳になるんですよね。




いや、確かに、コインゲームもデニーズもクオリティ高かったですけど


今年40歳を迎える男の新年の幕開けとしてはクオリティ低すぎでしたよね。






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雑誌で連載するのは、7、8年ぶりくらいだと思うのですが、東京カレンダーで連載が始まりました!
本誌では一番最後のページに、ノーカット版はwebで見ることができます。

『美女とのディナーは準備が9割』

第2回 CanCamモデルを確実に口説けるディナー!?
https://tokyo-calendar.jp/article/5389

第1回 川口春奈は本当に忍者デートで口説けるのか!?
https://tokyo-calendar.jp/article/5057


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